ギャンブルに対する衝動を抑えられるようになった今、時間の余裕がでてきたと思います。
ここからは、今までギャンブルをやっていた時間をどう使っていくかが重要になってきます。
しかし、ギャンブルをやめて時間ができたのに何をすればいいか分からないという人がたくさんいます。
そこで、【ステップ③自分と向き合う】【ステップ④価値観の確認】をすることによって、ギャンブルをやめた
後の方向性を考えていきましょう。
まずは、ステップ③の「自分と向き合う」ところから始めていきます。
ギャンブルを辞めたいと考える時は、自分になにか問題が起きた時だと思います。
大きく負けた時。
生活できなくなるほど負けた時。
使ってはいけないお金を使ってしまった時。
約束を破って呆れられた時。
ギャンブルがきっかけで人間関係が切れてしまった時。
そういったときに、絶望を感じ、「やめてやる」と考えます。
ギャンブル依存症が抱える問題は「お金に関すること」と「人間関係に関すること」の2つがあります。
その中で、「お金に関すること」の問題が起きた時の「辞めたい」は多くの場合うまくいきません。
負けてお金がなくなる度「ギャンブルは勝てない」ことに気付きます。
しかし、「自分だけは」「今度こそは」と考えて続けてしまうのです。
勝てば大丈夫。
いつか勝てるようになる。
この間は勝ったから、今度も。
と考え、後悔したことを忘れてしまいます。
借金が返せなくて、「ギャンブルで返すしかないから続ける」人も多いのではないでしょうか。
とにかく言い訳をして、ギャンブルを続けたいのです。
ギャンブルを辞める時、ギャンブルと向き合ってはいけません。
パチンコ屋があるからいけないんだ。
今はどのギャンブルも勝てない。
ギャンブルは悪だ、自分の敵だ。
こう考えても、回復は進んでいかないと思います。
回復していくためには、ギャンブルと向き合わず、自分と向き合うことが大切です。
自分はどういう生き方をしたいのか。
何を大切にして生きてきたのか。
誰を大切にしたいのか。
そういうことを考えるのです。
ギャンブルを辞めたいのに、ギャンブル中心の考えではいけません。
幸せに向かうためにギャンブルをやめるのです。
幸せに向かって進んでいけば、きっとギャンブルは必要なくなるでしょう。
そのためには、自分のことを知る必要があります。
どうして今の生活をしているか。
どうして今の会社に入ったか。
どんな気持ちで過ごしていることが多いか。
ギャンブルがやめられないことも含めて、自分を知るのです。
自分を知れば、自分が何をしかったか見えてきます。
何を大切にしているか、見えてくると思います。
自分を知るためには、認めるためには時間がかかるかもしれません。
今はギャンブルをやめること、お金のことしか考えられないかもしれません。
しかし、自分のことを知り、大切にしていることに沿って生活していけると、ギャンブルが必要ではなくなってくると思います。
ゆっくりでも大丈夫です。
一歩一歩進んでいきましょう。
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