ステップ④価値観の確認ができた頃には、ギャンブル以外の時間に目を向けられるようになっていると思います。
たくさんの後悔や絶望から始まったギャンブル依存症の回復ステップは、ついに最後の段階です。
ここでは、これまでの「ギャンブルにはまってしまう人」の考え方から脱却していくためのステップです。
「孤独からの脱却」はギャンブル依存と直接的に関係ないように見えて、密接に関係しています。
是非取り組んでください。
ギャンブル依存は孤独な戦いから始まります。
自分さえ勝てればいい賭場で、自分のためだけにギャンブルをする
人付き合いよりギャンブルを優先する
お金がなくなるにつれて、周りの人との縁が切れていく
自分さえよければいいやという感覚の中で問題がで始めます。
そして、いざギャンブル依存から脱却しようと考えた時には、孤独という状況は残ってしまいます。
ギャンブルは自分だけのためにやるものです。
勝ちも、楽しみもすべて自分だけのもの。
そういった考え方から脱却するためには、他人の存在が必要だと考えています。
自分のやってきたことを告白する
困っているところを共有する
お金の管理をしてもらう
自分ではない何か誰かに託すことで、回復は進んでいきます。
自分ではなく、周りの人のことを考えること、感謝をすることでギャンブル依存の考え方は変わってきます。
僕の場合は、周りの人に恵まれていました。
上司は、たくさん話をきいてくれました。
自分のだめなところも晒しながら、僕のことを受け止めてくれました。
そうした中で、これまで何をやってきたかとこれから何をやらなければいけないかが明確になりました。
妻は、だめな僕も愛してくれて、支えてくれました。
たくさん話をし、お金を管理してくれました。
成長できたところも認めてくれ、変わるために一緒に進んでいってくれています。
お金を借りて迷惑をかけた同僚、ギャンブル依存のことを知った友達は、変わらず付き合ってくれました。
孤独になることはなく、笑って過ごせる時間がたくさんあります。
周りの人に恵まれたからこそ、人のことを考える時間、他人を大切にする時間が本当に大事だということを知りました。
そして、それらを大切にしたとき、ギャンブルが必要ではなくなりました。
実践するなら
①ギャンブルについて話せる人をつくる。
今までやってきたこと、これからどうしたいか、何に困っているかを話せるようになるといいですね。
そしてそれを受け止めてくれる人を大切にしましょう。
②一緒にいて心地よい時間が流れる人と一緒に過ごす。
価値観が似ている人、自分のことをよく知ってくれている人との時間は心地良いものです。
遊びや食事に誘って、たくさん話せるといいですね。
孤独な戦いは苦しく、ギャンブル依存の考え方から脱却できていない状態です。
周りの人の理解がないと感じていても、どこかに助けてくれる人はいるはずです。
自分のことを認め、誰かに話してみることから初めてみませんか。
是非僕のことも頼ってください。
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