【ステップ①】ギャンブル依存に気付くきっかけ

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ステップ①「主体性を持つ」ところから回復はスタートしていくと考えていますが、主体性を持つためにはどうしたらいいのでしょうか。

私は、なにかきっかけがないと今の状況に気付くことができず、主体性は持てないと考えています。

 

目の前に大きな問題があるからといって、すぐに自分の状況に気付ける訳ではありません。

問題があっても危機感が持てないこともあると思います。

 

それでも、「辞めたい」「変わりたい」という思いはいつか持てると思います。

人間関係の中で気付かされたり、ギャンブルを辞めようとしている先輩の言葉に背中を押され決心したりするでしょう。

 

ギャンブル依存症の回復には時間がかかります。

うまく回復していくためにも、回復に必要な主体性を持つことが大切だと思います。

今日は、僕が気付くきっかけの一つになった小さな経験についてお話したいと思います。

 ———

ギャンブルにどっぷりハマった大学時代、地元の友達とご飯を食べたときのことです。

自「大学どう?楽しい?」
友「楽しいけど大変かな。毎日いかないといけないからね」

え??毎日行かないといけない??
毎日パチンコ屋にしか行ってないわ・・・

自「そうだよね!大変だよね~」
友「ほんとに行ってる???」

とっさに話を合わせましたが、少しバレてたみたいです(笑)


そこで、大学生は毎日学校に行くものだと気付かされました。
以前は大学に毎日行ってたんですよね。
もちろんギャンブルを始める前ですが・・・


ギャンブルにハマって考え方も少しずつ変わっていました。
毎日学校に行っている友達をみて、「なんで毎日学校いけるんだろう。ギャンブルの無い人生とか面白くなさそう」と思いました。

ギャンブルをしない生活、人生を考えられなくなっていました。
その時はまだ、お金が欲しいというより、純粋にギャンブルが楽しかった時期でした。

ギャンブルしか見えていませんでしたが、本来ならそれ以外にも楽しいことはたくさんあったはずです。

友達と遊ぶとき
おいしいものを食べるとき
旅行に行ったとき

楽しいと感じていたはずです。

しかし、日常の退屈さには勝てませんでした。
それはただ、退屈だと思い込んでいただけです。

日常の小さな幸せや大切にしたいことを知る前にギャンブルにハマってしまったのかなと残念に思います。
最も楽しいことが、ギャンブルになってしまいました。


大学の授業に意義を感じられないという理由をつけて、パチンコ屋に行き続けました。
それでも大学を辞めない限り、いつかは授業にいかなければいけません。

いつまでも逃げている訳にはいかないのです。

当時はそのことまで考えていませんでした。
逃げていればいつかなんとかなると思っていました。
そして、やってきた努力はギャンブルでした。


あの頃は、自分の楽しみも、大切にしていることも、やらなければいけないことも見えていませんでした。
ただ、深く考えず、時が過ぎていただけでした。

ギャンブルをやめてから、それは確かに見えるようになってきました。

仲良くしてくれる友達とたくさん遊び、ご飯を食べ、話しています。
家族との時間を大切にしています。
仕事の勉強やお金の勉強をはじめました。

これらは人生の中心になっていきました。

自分の人生でありながら、他人との人生です。
僕は、そこに幸せを感じるようになりました。

人生を豊かにするためには、ギャンブルが中心ではだめでした。

これからも自分と向き合い続けようと思います。
そして周りの人を大切にしたいです。

それが、僕の幸せがある方向だと思っています。

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