【ステップ①】自分の人生を振り返ってみる

クリックで応援お願いします→ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ギャンブル依存症へ

ギャンブル依存の問題に気付き、「変わりたい」と考えることが、回復のスタートです。

ステップ③の「自分と向き合う」ことにも繋がってきますが、「変わりたい」と考えられるようになるためには、

現在の状況について考えなくてはいけません。

依存症と戦うのに精一杯の人もいると思いますが、落ち着いたときに少しずつ考えてみてください。

今日は回復のために考えた、自分自身の振り返りを紹介します。

 

 

  

ギャンブルを始めた当初は大学生でした。
たくさん勉強した高校生活が終わり、東京へ上京したこともあって、自由な生活と将来に向けての期待に胸を膨らませ大学生活を始めました。

 

最初は、なりたい職業のために一生懸命勉強していました。しかし、大学の4年間と就職してからの苦労のことを考えた時、自分は耐えられるのかなと思うようになりました。

 

コツコツ勉強することは好きでしたが、面倒くさいことは苦手で、なりたい職業を選ぶには嫌な思いをたくさんしなくてはいけないのだろうと想像してしまったとき、少し気が遠くなったことを覚えています。

 

そういった時、簡単に現実から目を背けさせてくれるものがギャンブルでした。
目の前のことだけ楽しんでいれば時間が過ぎていく。
そういうものを必要としていたのだと思います。

 
ギャンブルは楽しいだけではなく、お金が簡単に増減します。
お金がある限り、続けられます。
苦しい思いをしなくてもお金が稼げる世界があるんだと思いました。

 


ギャンブルをやっていると、それ以外の時間はどうでもよくなりました。

授業にもほとんどでなくなりました。

 

単位がとれなくなり、取り返しのつかないことをしたという思いがでてきました。
しかし、ギャンブルでたくさん稼げるようになったらすべて報われる、許されると思っていました。

 

その頃には、とにかくお金を稼いで、いい暮らしをしたいと思うようになっていました。
ギャンブルで稼いでいる姿がかっこいいと思っていました。

 

大学の勉強には興味がなくなりました。
「いかに稼ぐか」が中心の考え方になっていました。
そして、一番自分に合っている稼ぎ方はギャンブルだと思っていました。

 


ギャンブルで常にお金の増減と戦っていると、「稼ぐ」という考え方が中心になってきます。

 

本来であれば、どうしてお金が欲しいか、どういう生活がしたいかを考えた上で稼ぐ手段を考えるべきだと思います。
しかし、ギャンブルを続けるためにも、失った時間に意味を持たせるためにも、とにかくお金が必要でした。

 


もともと人生の中心をギャンブルにしたいとは思っていませんでした。
少しの娯楽としてギャンブルをやってみたかっただけです。

 

何かに貢献できる仕事をして、家庭を持って、そういう暮らしを想像していたし、望んでいたのだと思います。

しかし、数年後、ギャンブルが人生の中心でした。 

自分の人生を振り返ると、いかにギャンブルが急に自分の人生を侵食していったかが分かりました。
それは、ギャンブルの性質によるところもありますが、自分の軸のなさも原因のひとつであると思います。

 

あの頃の自分は、どうしてこうなってしまったかはわかりませんでした。

問題が起きて、自分と向き合って、やってきたことを言語化してようやく気付きました。

 


あの頃の自分はギャンブルやお金のことに必死で、そういうことは考えられませんでした。
今、ギャンブルをやめようと考え、これを見ている人はいい機会だと思います。

 

今からでもなにも遅くはありません。
自分と向き合い、自分がやってきたこと、その時の気持ちを整理してみませんか。
紙に書き出したり、人に話したりしてみると、自分が気付かなかったことにも気付けると思います。

 

是非ここからやってみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました