ギャンブル依存症を克服しようと何度も取り組みました。
20代後半から、「ずっとギャンブルをやってるわけにもいかないな・・・いつかやめないと」
こう考えていたのは確かですが、それでも毎日ギャンブルをやっていました。
決心をしたらすぐに辞められるとは思っていませんでしたが、それでも「いつ辞める決心をするか」考えることに重きを置いていました。
「もう辞めよう・・・今日これで最後にする!」と決心し、数日、数ヶ月するとまたやりたくなってしまいます。
まだあのやり方試してないな
そういえば好きなシリーズの新台でたみたいだから一回だけ
このレースは絶対この馬がくるからやらないと損だ
こういうことを言い訳にまた再開してしまいます。
そして、ズルズルと次の日もその次の日もギャンブルを続けてしまうのです。
結婚したらやめなきゃ
子どもができたらやめなきゃ
人生の節目で辞められるとも考えていました。
それは、その節目までは続けてもいいだろうという考え方にもなっていました。
それでもそれでもギャンブルを続けてしまいます。
やめられる、やめなきゃと考えていたのにどうしても辞められませんでした。
どうしてやめられなかったか考えました。
まず、自分の決心だけで辞められると考えていたことがひとつの原因でした。
衝動対策や、空いた時間を何に使うか、何に使いたいかを考えずに、ただ、「やめる!」とだけ強く思っていました。
これまで何年も続けてきたライフスタイルです。
具体的にどう変えていくかまで考えなければ、変わることができません。
また、辞める理由が明確ではありませんでした。
漠然と、「このままではダメだ」と思っていました。
何のためにやめたいか、やめてどんな人生にしたいか。
こういうところまではっきりと考えなければ、強い決心にはなりません。
これまでは、お金を失った後悔から「辞めたい」と考えることが多かったように感じます。
しかし、本当に変わることができる決心は
「自分がどうなりたいか」を考えた上でする必要があります。
目的がなければ意思は強く持てません。
また、そのためには何をしなければいけないか考える必要があります。
家族を大切にしたいなら、家族との対話を増やすこと
借金を完済したいなら、毎月の返済額を決め実行すること
自分が困らない趣味を見つけたいなら、色々なことに挑戦してみること
もちろんこの中に「ギャンブルをやること」は含まれていません。
ギャンブルをやらない意思と同じく、「なにをやるか」も重要なのです。
ギャンブルを辞めると決心された方は、なにをやりたいかも考えられるといいですね。
すぐに見つからなくても、三日坊主でも大丈夫です。
色々なことに手を出してみるといいと思います。
何をやりたいか決まると回復は早いように感じます。
ギャンブル以外に集中できるものが見つかるということですからね。
ギャンブル依存の克服には希望があります。
考え方をしっかり持てばギャンブル依存は回復します。
辞められないと悩んでいる方は、是非考えてみてください。
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