ギャンブルをとにかくやめるということに注目した場合、今の日本の状況下は取り組みやすいと思います。
その理由は二つあります。
まず一つ目は、新型コロナウイルスが蔓延していることです。
緊急事態宣言下でパチンコ屋が営業していることについての報道も多くされていましたね。
コロナウイルスにかかってもいいからパチンコ屋にいくという人もたくさんいました。
こういう事態の中でパチンコをやることについての議論はさておき、自分の事だけを考える行為はギャンブルの思考そのものだと思います。
自分ではない誰かのことを考え、パチンコに行かない選択をすることが、ギャンブル依存からの抜け出すための一歩です。
普段は、家族など周りの人のことを考えながらギャンブルをやめていく人が多いと思いますが、今は「感染すると迷惑が困るから」という理由でやめてみてもいいのではないでしょうか。
絶対かかりたくない!という人は、この機会に離れてみるといいですね。
とにかく一旦ギャンブルから距離を置くことはとても大切なことです。
二つ目は、キャッシュレス化が進んでいることです。
近年キャッシュレス化が進み、あらゆるお店でクレジットカードやアプリ、ICカードによるキャッシュレス決済ができるようになりました。
日常生活ではほとんど現金を使わなくなった方も多いのではないでしょうか。
しかし、パチンコ屋では現金でのギャンブルがほとんどです。
公営ギャンブルではPayPayでできるものもありますが、現金を持たない効果は大きいと思います。
生活費は交通系ICカードに入れておく、支払いを振り込みにするなど、現金を持たない生活ができます。
支払いなどのお金の感覚が麻痺してしまうことがキャッシュレス化の問題でもあるのですが、ギャンブルをやめようと考えた時には好都合だと思います。
僕の場合は財布にいくら入っているかあまり意識していません。
現金がないと困る場面もあるのですが、スマホさえあればほとんどの場合なんとかなるからです。
以前は「パチンコをやるからいくらおろす・・・」と考えることが多かったですが、今では必要なことにだけお金を使うことを意識しています。
使うかどうか分からないお金を持っているのも「パチンコにいってみるか」と考えてしまう原因だったように思います。
それでも、ギャンブル依存症の場合、お金の感覚が麻痺しているのはキャッシュレス化は関係ないかもしれませんね(笑)
コロナ渦、キャッシュレス化に加え、パチンコに対する規制など「とにかくギャンブルから離れる」ことについては追い風だと思います。
しかし、ギャンブル依存からの回復はギャンブルを辞めたあとが重要です。
まずは、ギャンブルから離れること。
そして、せっかく離れたのなら、ギャンブル依存から回復できるように学んでいきましょう。
ギャンブルから離れられたから依存症じゃないかも!
ギャンブルをやらなければいいでしょ?
こう考える気持ちも分かりますが、ギャンブルを長年続けていたことに何か意味があると思いませんか?
自分や周りの人の気持ちに気付くことも大切です。
せっかくギャンブルから距離を置けたなら、依存症回復ステップに取り組んでみてください。

きっと人生が良い方向に進んでいきますよ。
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