ギャンブル依存からの回復を目指すとき、衝動との戦いが大きな壁になります。
衝動対策をいかに徹底するかで、ギャンブル依存を克服しようとする本気度が分かるでしょう。
生活環境にもよりますが、いかに「お金を持たないか」が重要になってきます。
依存症は目の前に誘惑がなければ、我慢しやすいと思います。
例えばスマホ依存症では、机の上にスマホを置いて我慢しようとするのと寝室など見えないところに置いておくのでは、衝動に負ける確率がかなり変わってくるでしょう。
それほどまでに、目の前に誘惑があったとき、人は弱いと思います。
「そんな当たり前なこと知ってるよ~」という人もいると思います。
それでも、その対策を真面目にやるかどうか、そういう姿勢がギャンブル依存からの回復に大きく関わってきます。
今回は衝動対策のためのルール作りと、実践時の注意点についてお話ししたいと思います。
ルール作りをする
良くないことだと分かっていても、それに対して対策をしなければ衝動に負けてしまうことも多いでしょう。
そこで、「ルールを作る」ことをやってみてください。
ギャンブルにおいては、現金をいくら持てるか決める、動画サイトでギャンブルの動画を観ない等のルールを考えます。
できれば具体的で例外が少ないルールを作ってみてください。
ルールができたらそれを正直にこなしていくことも大切です。
ルールは自分との約束ですから、これを守り成果を出すという経験は人生の中で大きな意味を持つと思います。
自分との約束を守れる人は信頼できますし、自分自身にも自信がつくと思います。
ルールの中で楽しむ
一方ルールを決めることによって苦しくなってしまう人もいます。
本当はお金を使いたいのに、お金を持てない。
ギャンブルの動画を観ることだけが楽しみだったのに・・・
ギャンブルだけではなく好きなことにもお金を使えなくなったので楽しみがなくなった。
こういう状態では本末転倒ですよね。
ルールは自分の価値観に沿ったものを作る必要があります。
自分の好きなことを制限する必要はありません。
ただ、ギャンブル以外で代替できるものがきっとあるはずです。
動画が観たいなら違うジャンルを探してみる。
お金を使いたいならICカードやPayPayにお金を入れておく。
家族など人と一緒にいるときにお金を使えるようにする。
これならどうでしょう。
ギャンブルをやらないためのルールの中でいながら、自分の望みはかなうと思います。
僕はギャンブルを辞めると決心したとき、一ヶ月に使えるお金を大幅に制限しました。
周りからは、苦しくなったときの反動が心配されましたが、平気でした。
なぜなら、お金を使うことを必要としていなかったからです。
それでも、本代や友達との食事代は制限しませんでした。
それらにお金を使うことが好きだったからこそ、そこは大切にしてきましたし、家族の理解もありました。
価値観に沿った衝動対策をしてきたからこそ、無理なく辞めてこられたのだと思います。
衝動対策を具体的に考え、ルールを作ること。
そして、そのルールの中で楽しむことが重要です。
ギャンブル依存からの回復の道を苦しいと思う必要はありません。
ギャンブル以外にも楽しいことはたくさんあります。
そして、あなたはそれを知っているはずです。
人生を良くするための取り組みとして、衝動対策から行っていきましょう!
人生を良くするための取り組みとして、衝動対策から行っていきましょう!
コメント