このブログを読んでくれている人は、ギャンブル依存症から回復したいと考えている人やそのご家族が多いのではないでしょうか。
ギャンブル依存症からの回復は、ただギャンブルを辞めれば良い、やらない状況をつくればいいということではありません。
人生を豊かにしたいと考え、取り組んだとき、ギャンブルが必要のないものになることが、ギャンブル依存症からの回復だと考えています。
自分を知り、自分の好きなことで生きていく。
周りとの人間関係を大切にし、そのなかでくつろぐことができれば、それがあなたにとっての幸せになるでしょう。
僕は、そういう人生を目指し、ギャンブルを辞めると決心しました。
ギャンブルは、「こうなりたい」という思いだけでは辞められません。
ギャンブルをやりたいという衝動は強く、それを止められる強さも僕たちにはありません。
僕たちができることは、「衝動への対策」だけで、口先の決心ではないのです。
衝動対策
衝動対策の基本はお金の管理です。
お金さえ持たなければ、ギャンブルをすることはほとんどないでしょう。
それでも、お金を持たずに生活していくことは難しいですから、各人にあった方法をとらなくてはいけません。
そして、衝動に負けてしまったときには、再度対策を考え、やらないことを徹底していきます。
衝動対策さえできていれば、過度に「ギャンブルをやらないぞ!」と考える必要はありません。
自分と向き合う
ここから先は、「やらないこと」より「何をやるか」に注目しましょう。
自分は何をするのが好きなのか。
何を不安に思っているのか。
何をして生きたいと思っているのか。
これらを考えていきます。
ギャンブルをやり始めた理由やギャンブルを続けていた理由にもヒントがあります。
一度良く考えてみてください。
楽しいことを求めていたなら、色々な趣味に挑戦してみる。
お金がなかったのなら、仕事のスキルアップや転職、副業を考えてみる。
人間関係が煩わしかったのなら、安心できる人との時間を大切にしてみる。
ギャンブルを続ける理由を元に行動することで、ギャンブルをやらない自分を癒やすことができるでしょう。
価値観の確認
こうするうちに、具体的に何をすればいいか考えるようになると思います。
自分が好きなこと、大切にしていることを元に行動してみましょう。
体を動かすことが好き。
家族を大切にしている。
仕事をしている時が一番充実している。
人にはそれぞれ価値観があります。
価値観を確認し、それに沿った行動をしてみてください。
ここまでくると、自分の生活が充実してきますよね。
やりたいことや楽しく感じることが見つかったのではないでしょうか。
孤独からの脱却
自分の生活が充実してきたのなら、次は、外に目を向けてみましょう。
これまで支えてくれた人やそばにいてくれた人はいますか?
自分を大切に思ってくれている人はいますか?
次は、その人たちを大切にしましょう。
大切にしている人との時間を大切にする。
困っているようだったら手伝う。
自分の気持ちを伝える。
相手を大切にし、これらの行動をしていきましょう。
自分中心の考え方から抜け出せることができれば、ギャンブルから大きく離れられると思います。
ギャンブルを辞めたいと考え、衝動対策をし、自分の生活を充実させる。
ギャンブル依存症からの回復は長い道のりです。
焦らなくても大丈夫です。
一歩ずつ進んで行きましょう。
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