ギャンブルに依存していると分かっていても、「やめよう」という気持ちにはなりませんでした。
ギャンブルは気持ちを高めてくれる
ギャンブルこそ、楽をして稼ぐ希望である
ギャンブルが好きで得意なのだから、極めたい
そう考え、ギャンブルに固執していました。
現実では、多くの借金がありました。
毎月給料がなくなるまでギャンブルをし、支払う必要があるお金も使ってしまっていました。
身近な人には、ギャンブルのことはほとんど言っていませんでした。
借金生活はもう嫌だ。
いつか結婚したい。
そう考え、辞めなければという気持ちはありましたが、それ以上に「なんとかなる」という思いが強かったように思います。
その「なんとかなる」という思いはあながち間違ってはいません。
働けばお金は稼げます。
ギャンブルを辞めなくても生きていけるのは確かです。
たくさんの問題が起きても、どんなに苦労しようとも、それも自分の人生です。
そんな人生もありだとは思っています。
それでも、僕がギャンブルを辞めると決心したのは、自分の役割を取り戻したからだと思っています。
僕は、ギャンブルをやるために生まれてきた訳ではありません。
仕事の役割や夫としての役割、子どもとしての役割など、様々な役割が僕にはありました。
そのどれもに、「ギャンブルをやる」という項目は入っていません。
周囲の人との問題は望んでいませんし、お金がなく苦しみたいというわけではありません。
周囲の人と笑って過ごし、たまに贅沢をしたいという生き方を望んでいました。
ギャンブルという手段ばかりに注目し、自分の気持ちは考えていませんでした。
自分がやりたかったことも、好きなことも、すべて後回しにし、「ギャンブルをやる」ことだけを考えていました。
借金を返さなければ
楽しいことがしたい
稼いでいる人がうらやましい
こういう思いをすべて「ギャンブルをやる」という理由にし、ひたすらにギャンブルをやってきました。
数日だけ、数週間だけ、数ヶ月だけ、「ギャンブル」という手段を捨ててみませんか。
ギャンブルではない、別の手段を考えた時、視野が広がると思います。
ギャンブルをやりたいという気持ちは強いと思いますが、一度考えてみてください。
コメント