ギャンブル依存症は、周囲から問題が出てくることで自覚する場合が多いと思います。
借金をして返せなくなる
周囲の人に嘘をつき、信用が無くなる
家庭での役割を放棄し、ギャンブルに時間を使ってしまう
周りの人に迷惑をかけるからこそ、辞めなくてはいけないと思います。
周りからの反応はそれぞれでしょう。
離れていく人
厳しく制限しようとする人
見守る人
周りの人も困るからこそ、依存症当事者に対する風当たりや制限が強くなります。
こうした経験によって、依存症の回復が苦しくなってしまう場合があります。
周りの人に迷惑をかけたことは確かですが、依存症からの回復の道は、苦しくつらいものである必要はないと考えています。
依存症からの回復では、依存症になった本人がどう生きたいかが最も大切です。
ギャンブルに疲れてしまったからやめたい
周りの人と仲良く過ごしたい
お金を失いたくない
こうした思いを大切にする必要があります。
ギャンブルに疲れてしまったのなら、家でゆっくりできる方法を探しましょう。
入浴時間や睡眠時間を多く取ってみるといいかもしれませんね。
リフレッシュできる趣味を探してみるのもいいでしょう。
周りの人と仲良く過ごしたいなら、人を大切にしましょう。
約束は守る、お金は借りない、一緒に楽しい時間を過ごすなど、基本的なところから見直すといいですね。
自分が心を開けると感じる友達やパートナーは大切にするべきです。
お金を失いたくないなら、収入と支出を見直してみましょう。
自分が望む生活がいくらでできるか考えてみるといいですよ。
収入を増やすために転職活動や資格取得を目指すのもいいですね。
お金に縛られない生活が、ギャンブルをしたい気持ちを薄めてくれると思います。
制限すること、反省することが、回復を進めてくれる訳ではありません。
依存症になった本人が、何をしたいか、どう生きたいか考え、それを行動に移すことで、回復していけます。
「辞めたい」「こう生きたい」と考え、行動する主体性を大切に、依存症からの回復に取り組んでいけるといいと思います。
ギャンブルを辞めなくてはいけない、でも、衝動がきてしまう。
そう怯えながら取り組む必要はありません。
依存症からの回復は、苦しい道のりではなく、新しい生き方や生活を考える希望の持てるものだと思います。
それには、依存症の本人が主体性をもち、「こう生きたい」と考えなければなりません。
ご自身の思いを今一度、考えてみてください。
コメント
遠方で一人暮らししている大学生息子がギャンブル(麻雀、パチンコ)依存症になりかけています。
以前から麻雀はやっていたみたいですが、コロナで運動部の活動ができなくなってからパチンコにはまり、消費者金融から多額の借金も判明しました。
親の私が借金を立て替えたりはしていないので、本人が細々と返済していますが、また借りるのを繰り返しているようです。
本人が本気でやめたい、と思わない限り、やめられないのはよく分かっていますが、まだギャンブル沼にはまってから1年ぐらいで借金も返せない額ではなく、学校もギリギリ行けている状態なので、親としてはこの段階で、なんとか本人に気が付かせ、沼から引き上げたいと考えています。
この段階で親ができる事、親にしてほしかった事、してほしくなかった事など教えていただけないでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありませんが、他に聞ける人もおらず、どうかよろしくお願いいたします。