ギャンブルに依存し、回復に取り組むとき、ひと飛びに「ギャンブルをやらなくても大丈夫な人」になることはできません。
ギャンブルの衝動に負けないための対策をしなければまたやってしまうでしょう。
自分のことを考えていないのに、人生が変わるほどの取り組みはできません。
お金を返さず、嘘ばかりついているのに、仲間と楽しむことはできません。
依存症からの回復は、段階を踏む必要があります。
まずは今の段階を知りましょう。

自分の状態に合った改善が必要です。
どんなときにギャンブルを辞めたいと思うか
衝動対策はできているか
ギャンブルをやっている理由を考えたか
ギャンブル以外に好きなことはあるか
周りとの関係はどうか
こういうことを考えます。
そして、それぞれの状態にあった改善方法を考えます。
ギャンブルを辞めることが最終目標ではありません。
ギャンブルをやめようとし、自分を知り、自分の好きなことで生きてくこと。
これを段階的にやっていくことで、豊かな人生になっていきます。
それぞれのステップでも段階的に良くしていきましょう。
負けた時にギャンブルを辞めたいと思う人は、勝ったとしても辞めたいと思えるといいですね。
衝動対策も、スリップをしてしまうたびにより強いものにしていきましょう。
より自分を知り、好きなことに挑戦してみるのもいいでしょう。
同じ時間を楽しめる仲間も増やしていきたいですね。
自分がこうなりたいという状況にすぐになることはできません。
衝動と日々戦い、たまに失敗します。
好きなことが見つからなく、1人で塞ぎ込むときもあるでしょう。
それでも、回復を目指して取り組んでいることに意味があります。
段階的に回復をしていくことによって、少しずつ生活が変わってきます。
僕は、金銭管理を妻にお願いしていました。
最初は週に5000円現金をもらうことにしました。
しかし、これではお金がためて大きなお金を持ちたいと考え、ギャンブルへの衝動がでてくることがわかりました。
次に、5000円がなくなったら5000円を新たにもらうことにしました。
これが自分にハマり、ギャンブルへの衝動は抑えられるようになりました。
段々と現金を気にしないようになりました。
この頃から、お金をICカードに入れ、5000円以上持つことを始めます。
ギャンブル以外にお金を使うことに慣れ、好きなものはちゃんとお金を出して買うようになりました。
現金を触らなくなり、キャッシュレス決済では好きなことにちゃんとお金を使う人になったとき、ある程度現金を持っていてもギャンブルをしたいという衝動がこなくなりました。
この段階を積み重ねることによって、いくらお金を持っていても大丈夫な状態になりました。
今では自分で金銭管理をやっています。
貯金額はちゃんと見える化し報告すること、公営競技のための口座は作らないことは徹底し、あとは好きなように管理しています。
ギャンブルでお金を使うことはなく、貯金が貯まっている事が嬉しいですね。
このように試行錯誤しながら、自分の望む生活に近づけていくことが大切です。
一歩一歩進んでいきましょう。
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