ギャンブルを辞めようと決心し、衝動対策もバッチリです。
「これから何をして生活しようかなー」と考えるとき、まずは自分と向き合って自分の事を知ってみてください。
今回は、どんなことを考えていけるといいかお伝えしたいと思います。
①理由について
・どうしてギャンブルを始めたか
・どうしてギャンブルを続けたか
・どうしてギャンブルを辞めたいと思ったか
それぞれについて考えます。
ギャンブルを始めた理由は、「友達に誘われた」「お金が儲かると聞いた」「暇だった」といったことが多いです。
環境についても考えられるといいですね。
「両親もパチンコが好きだった」「競艇場が近くにあった」「金銭感覚が身についていなかった」などギャンブルをやりやすい環境もあると思います。
どうして辞めたいと思ったかについては「お金がなくなった」「家族を大切にしたいと思った」「信用がなくなった」という人が多いでしょうか。
辞めた理由は、回復を目指す目的にもなりますので、よく考えてみてください。
②お金について
・借金はあるか
・収入支出の詳細
・いくらあればギャンブルをしてしまうか
・キャッシュレス決済は可能か
・最低限の生活にはどれくらいお金がかかるか
ギャンブル依存症からの回復は、お金に振り回されがちです。
そうならないためにも、事前にお金について把握しておきましょう。
知ることで、早めに対策することができます。
衝動対策に関係することや、これからお金に縛られない生活をするためのものなど、お金のことを考えるのは重要です。
分からないことがあれば、お金の勉強をしてみるのもいいですよ。
マネーリテラシーが高まると、よりギャンブルにお金を使いづらくなりますし、出て行くお金も減るでしょう。
勉強することで、ギャンブルをする時間が無くなるのもいいですね。
③人間関係について
・大切な人はだれか
・支え合える人はいるか
・築いていきたい関係はあるか
ギャンブル依存からの回復において人間関係も大切な項目です。
両親や家族、パートナーなど、大切な人がいるかどうか考えます。
その人たちのためにも辞めたいと思うでしょうから、表情など具体的にイメージしてみてください。
また、友達やSNS、自助グループなど、支え合える人はいるかどうか考えます。
お金の管理をしてもらえる家族がいるかもここで考えられるといいですね。
依存症であるということを伝えられる人がどれくらいいるか考えます。
築いていきたい関係とは、これからどんな人間関係の中で、どう生きていきたいか考えます。
Twitterで出会った人たちと月に一回は話したい
友達と気軽にご飯に行って、夜遅くまで喋っていたい
家族の時間を大切にして、家で安心してくつろぎたい
それぞれ思いがあると思います。
ギャンブル依存からの回復は長い道のりですが、ここで考えた生き方を目指したいですね。
きっとギャンブルをやっている時間よりも幸せな時間になると思いますよ。
これらの事は、これから回復に取り組んでいく上で必要になってくる情報です。
自分の思いや状況を知り、それに対してアプローチしていくことで回復していくことができます。
漠然と「ギャンブルは良くないものだからやめよう」と考えていると辞められません。
回復し続けるためにも、目的の設定は必要です。
今ここで、回復の目的や自分の置かれている状況を知ることで自分の人生を良くしていくための回復に取り組むことができるのです。
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