ギャンブル依存の問題で大きなものはお金の問題だと思います。
給料が無くなるまでやる、借金をしてまでやるといった、一線を越えるはまり込みが問題を引き起こします。
適度な範囲では終われず、他人のお金、他人の時間にまで手を出してしまう状態です。
一方、お小遣いの範囲で適度にギャンブルができる人がいます。
たくさんの時間は使ってしまいますが、それは楽しみの時間と捉え、無理のない範囲でギャンブルをやる人です。
そこには、「依存症」という問題はでておらず(表面化していないだけかもしれませんが)、ギャンブルを楽しんでいる人、ギャンブルが好きな人という目線で周囲の人から見られているでしょう。
では、ギャンブル依存症になった人は、お小遣いの範囲ならギャンブルをやってもいいのでしょうか。
僕は、「やってもいい」「やってはいけない」という判断はしません。
ギャンブルをやるかどうか選択するのは自由だからです。
それでも、「周りの人との人間関係をどうしたいか」「自分の時間をどう使いたいか」がその答えになってくると思います。
周りの人との人間関係をどうしたいか
お小遣いの範囲であれ、ギャンブルはギャンブルです。
きっと後ろめたい気持ちになるでしょう。
その後ろめたさは、「誰に」感じているのでしょうか。
きっと、自分にとって大切な人に感じているのだと思います。
その人との関係が居心地の悪いものになるのが嫌だからこそ、「後ろめたさ」という感情が出ているのだと思います。
周りのとの関係を考えた時、居心地の良い人間関係を作りたいと考えているなら、ギャンブルはお小遣いの範囲であってもやらないようにした方が良いと思います。
ギャンブルは自分の心も揺さぶります。
その不安定な感情は、人間関係にも影響してきます。
昂ぶっているとき、落ち込んでいるとき、正常な判断はできず、問題を起こすこともあるでしょう。
人間関係を居心地の悪いものにしてしまう可能性は考えないといけません。
自分の時間をどう使いたいか
ギャンブルはたくさんの時間を使います。
自分の時間は自由に使えますが、はたしてギャンブルに使っていてもいいのでしょうか。
自己投資や本当に大切なことに時間を使う方がいいと考える人は、ギャンブルはやらない方が良いと思います。
同じ「楽しむ」にしても、別の手段はないか考えることも大切です。
ギャンブルをやらないからこそできることがあります。
そうした時間を奪うことを考え、お小遣いの範囲であってもギャンブルをやるかどうか考える必要があると思います。
「周りの人との人間関係をどうしたいか」「自分の時間をどう使いたいか」を考えてみてください。
そこに、依存症から回復をしたい理由があると思います。
そして、「やっぱりギャンブルをやらない」と決めたのなら、また自分のペースで回復に取り組んでみてください。
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