ギャンブル依存症になり、長年ギャンブルしかしてこなかった自分にとって、好きなことは「ギャンブル」ただそれだけでした。
趣味は?と聞かれたら「競馬」くらいしか思い浮かばず、ごまかすことが多かったです。
ギャンブルを辞め、これから好きなことをして生きられると考えた時、何をしていいか分からない人が多いと思います。
「ギャンブル以外に好きなことなんかないよ」という人もいるかもしれません。
僕も、好きなことはすぐには浮かびませんでした。
しかし、「これからやらなければいけないこと」はすぐに浮かんできました。
家族との対話
家庭のことに目を向けること
仕事のスキルアップ
自分と向き合うこと
「ギャンブルを辞めるために」「信用を取り戻すために」これらのことをしていかなければいけないと考えていました。
家族と対話をするために、一緒にいる時間を長くとるようになりました。
長く一緒にいるために、夕食をゆっくり食べられるよう自炊を増やしたり、出かけたい場所をリサーチしたりしました。
また、家庭の事に目を向けるため、自分の家での役割について考えました。
家庭をしっかり見ていくことで、やれていないことも見つけることができました。
さらに、仕事のスキルアップや自分と向き合うために本を読むようになりました。
依存症に気付いたからこそ考えられることがたくさんあり、たくさんのことを吸収することができたように感じます。
これらの「やらなければいけないこと」を続けていくうちに、「やりたいこと」と「やっていて楽しいこと」が分かるようになってきました。
家族との時間は自分にとって大切な時間です。
本を読み、実践していくことが楽しいと感じます。
仕事でどんどんスキルアップしていきたいです。
今、見えていることをとにかくやっていくと、自分のことが見えてきました。
「好きなことはなんですか?」と聞かれてもすぐには答えられないかもしれません。
しかし、「やりたいこと、やらなければいけないことはなんですか?」と聞かれると答えられる人も多いでしょう。
ギャンブルを辞めて、空いた時間に何をするか考える時、まずは、「今できること」に注目して、行動してみてください。
きっと、自分がやりたいこと、やらなければいけないことが見つかると思います。
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