ギャンブルをやることでギャンブル以外見えなくなり、嫌なことを忘れさせてくれます。
電話にでなくてもいいですし、自分を連れ出しにくる人もいないでしょう。
とにかく、目の前の勝負にさえ集中し、楽しんでいればいいのです。
その勝負でお金が増えれば、救われるような気持ちになります。
決して救われることはないのですが、お金さえ増えればどうにかなると思ってしまいます。
ギャンブルに集中するうち、本当にやらなければいけないことを後回しにしたからこそ、やらなければいけないことがどんどん積み重なっていきます。
これからは、少しずつそれらをやっていかなければいけません。
ただ、今すべてやらなければいけないということではありません。
問題解決は早いほうがいいですが、すべてやらなければいけないと考えると苦しくなってしまいます。
僕は、家族と話すこと、借金を返すことを先延ばしにしていました。
家庭の細々としたことを考えると、もっとたくさんのことを先延ばしにしていたのかもしれません。
これらのことを「やらないといけないな」と感じてはいたものの、「後でいいや」とギャンブルに逃げてしまっていました。
しかし、本当に後回しにしていたのは、「自分がギャンブル依存症だと自覚すること」でした。
最も優先すべきは、ギャンブル依存症だと認めることだったのです。
先延ばしにしているのを、家庭や借金問題と考えていれば、それさえ解決できればまともになれると思っていたのかもしれません。
自身の根本的な問題を無視し、その結果でている問題ばかり見ても何も解決しません。
先延ばしにしてしまっているのは、ギャンブル依存症という理由があるからです。
まずは、ギャンブル依存症であることを認め、自身の問題に取り組みましょう。
その取り組みの中で、先延ばしにしている細々とした問題に手をつけていってください。
先延ばしにしてしまう原因が分からなければ、不安ですし、こんなこともできないのかと失望してしまいます。
「ギャンブル依存症だから」と自覚することで、今後どうすれば問題が解決できるか、その道筋を考える事ができます。
問題を先延ばしにしてしまうことで困っている方は、一度ギャンブル依存症へのアプローチをしてみてください。
その中で、少しずつやらなければいけないことをやっていきましょう。
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