僕は、ギャンブルを辞めたからには、手段としてのギャンブルを選ばないようにしています。
これまでは、ギャンブルをやりたいという気持ちに、合理的な理由を作り、その解決手段としてギャンブルを選んでいました。
お金を増やす手段
ギャンブルをやるようになり、借金をし、毎月の返済に追われていました。
日頃から生活費に困り、生き延びるためになんとしてもお金を増やしたいと考えながらギャンブルをしていました。
ギャンブルは控除率があり、お金を増やすことは至難の業です。
それなのに、勝ったことがあるという経験から、「自分はみんなと違う」とギャンブルで勝つことに希望を持ってしまっていました。
もちろん、ギャンブルで資産を増やすことはできませんでしたし、借金ばかりが増えていきました。
ギャンブルに依存している頃は、とにかくお金を増やすことばかり考えていました。
他人がどうなろうとも、自分のお金が増えればそれで良いという考えです。
犯罪行為をしてしまいそうな考え方ですが、ギャンブルの考え方も同じではないでしょうか。
他人との取り合いの中で、自分だけ勝つことを目指さなければいけない。
そんな状態です。
僕は、ギャンブルから離れるとき、この考え方を手放すことにしました。
この考え方では、他人の幸せに出会えないばかりか、自分も幸せにならないと感じたからです。
ギャンブルのように、お金の取り合いであるゼロサムゲーム、マイナスサムゲームには手を出しません。
また、人を騙し、お金を稼ぐことはやりたくないと思うようになりました。
ストレス解消法としてのギャンブル
ストレスがたまったときに、ギャンブルをしてしまう人もいます。
勝つことができればまだいいのですが、ギャンブルをしてよりストレスを溜めてしまうこともあると思います。
ストレス解消をしたいと考えているのに、悪化してしまう方法を選ぶことは辞めました。
自分の体が整うことにお金と時間を使います。
また、家族にばれないようにと考えながらやるギャンブルは余計にストレスがかかります。
自分や周りに正直でいられる選択をすることも必要でしょう。
楽しみとしてのギャンブル
「楽しみ」は人それぞれあると思います。
ギャンブル以外の楽しみが見つけられず、「面白くないな」と感じる時がありながらも、ギャンブルを選んでしまいます。
自分が本当に好きで、「楽しい」「やってよかった」と思えるものを選びたいですよね。
それを見つけるまでには時間がかかるかもしれませんが、色んな事に挑戦してみるといいと思います。
どの理由も、ギャンブル以外に解決方法があるばかりか、ギャンブルでは完全に満たせないものです。
「自分はただギャンブルがしたいだけなんだ」と考え、問題の解決には、違う手段を選ぶことが大切です。
ギャンブルを辞めることも重要ですが、自分が抱えている問題にどうアプローチしていくかも大変重要です。
回復の取り組みの中で、ギャンブルを辞めながらも、自分が抱えている問題にどんな手段を使ってアプローチをしていくか、考えてみてください。
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