ギャンブルで問題が起きた人はなんとかしてギャンブルを辞めようと頑張ります。
周囲の人にも問題が及んで「辞めてくれ」と言われた人もいるかもしれません。
とにかくギャンブルをやらないために、衝動対策をします。
お金を使わないようにし、借金を返すために働きます。
行動を制限される人もいるでしょう。
ギャンブル依存症からの回復の取り組みの最中、苦しいこともたくさんあると思います。
ギャンブルを辞めようとしても、依存症から回復しようとしても、結果はすぐにでません。
衝動は起きますし、周りの人の目も大きく変わるわけではありません。
借金も数ヶ月で返せる人は少ないでしょう。
そんな中で、「ゴールが見えない」「本当に幸せな未来はこないんじゃないか」と考えてしまいます。
先の見えない取り組みは、苦しいですよね。
「1年頑張れば大丈夫だよ」
そう言ってもらえるとどれだけ救われるでしょうか。
それでも、そんなことはないのです。
自分の中ではある程度「回復できた」と考えていても、衝動が起きることはあると思います。
また、周りからも疑いの目で見られることもあるでしょう。
苦しんでも努力してもこのようなことがあれば、「まだこれだけしか進めていないのか」と絶望を感じてしまいます。
僕は、回復に取り組むとき、「自分がどうして回復しようとしているか」「そのために何をやっているか」この2つを確認しながら進んでいくことが良いと考えています。
先を見るのでは無く、先を見ながら今を生きている自分を見るのです。
回復しようとしている理由は、今生きている理由や目指したい生活に直結すると思います。
それに向かって、自分はこれをしていると自信を持って言える。
これで十分じゃないですか。
周りの目も気にする必要はありません。
自分がどうなりたいか、伝えるといいと思います。
ギャンブルを辞められていても、不安になること、苦しくなることがあります。
その時は、是非「自分がどうして回復しようとしているか」「そのために何をやっているか」この2つを確認してみてください。
これからも、回復を目指して進んでいかなければいけませんし、きっと幸せな道に進むことができます。
結果を求めようとすると苦しくなってしまいます。
向かう先と今の自分が分かっていれば、自信を持って前に進めるのではないでしょうか。
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