ギャンブルを辞めると決心し、ギャンブルから離れられている人は多くいます。
苦しんでいる人の総数からすると少ないとは思いますが、それでも数ヶ月、数年単位で離れられている人は多いのではないでしょうか。
依存症の専門医や回復リハビリ施設、自助グループ、またはSNSでのつながりを通して、ギャンブル依存症からの回復を目指している人もいます。
ギャンブル依存症からの回復においては、ギャンブルをやらない期間が長ければ長いほど良い、ということはないと思っています。
もちろん、長いほどギャンブルのことを考えていないと思いますし、これまでギャンブルをやっていて浪費していた時間とお金を別のところに使えているのでしょう。
それは、人とのつながりや自分自身の人生を大切にした結果だと思います。
一方で、ギャンブルから離れながらも、ギャンブルをやりたい気持ちは捨てられず、苦しみながら辞めている人もいるでしょう。
なにかきっかけさえあれば、またのめり込んでしまう状態です。
ギャンブル依存症になった以上、スリップは無くならないと思いますし、のめり込む可能性はあるでしょう。
それでも、これからの人生を良くしたいと考え、自分の望む生活ができるよう行動していくことが大切です。
そして、スリップしても、衝動がきても、その考えを持ち続けることが必要でしょう。
ギャンブル依存症からの回復を目指す時、「悪化を防止すること」「のめり込まないようにすること」が大切だと考えています。
ギャンブルを辞められている人は、是非、「ギャンブルを辞めたいと思った時の理由を忘れないでください。
そして、そこに向かって進めているか、確認してみましょう。
ギャンブル依存症の回復においては、ギャンブルを辞めていることよりも、自分の人生について何ができているかが大切なのです。
それでも、ギャンブルから離れられているという事実は大きな自信になるでしょう。
たとえスリップしても、方向性を見失わない、そんな回復に取り組めるといいですね。
コメント