ギャンブルにどっぷりと依存しているときはいつも孤独でした。
仲の良い友達も、頻繁に連絡してくれる家族もいましたが、ギャンブルを優先してしまいますし、ギャンブルをやっている時は、こちらから連絡することはありません。
勝ったときだけ、気分が良くなり人付き合いが良くなる、そんな人間でした。
人に近づくのも離れるのも、全部自分中心の行動ですから、人間関係が良くなる訳はありません。
ギャンブル依存症から回復するとき、人間関係について考えることが大切だと思っています。
お金についてのアプローチも必要ですが、最後に目指す所は、良い人間関係だと思います。
なぜなら、人間関係は、自分の人生や生き方に大きく関わっているからです。
ギャンブル依存症からの回復は、良い人生にするための取り組みですので、人間関係の中でどう生きたいかを考える事が大切です。
最近、友達や家族など、一緒にいて心地よい人たちとゆっくり話す機会はあったでしょうか。
コロナ禍で会食など難しいこともありましたが、居心地の良い関係の中でゆっくり食事をしたり話したりする時間はとても良いものです。
そんな時間を経験している時、「ギャンブルをやりたい」そう考える人は少ないのではないでしょうか。
僕も家族といるとき、デートしているとき、友達といるときにギャンブルをやってしまっていたことはありました。
しかし、「好きな人とこんな関係でいたいから」「心から楽しみたいし、今が大切だ」と考え、主体的にその場、その人を大切にしているときはギャンブルはやりませんでした。
衝動に負けてしまうことや優先順位が分からなくなってしまうことはあると思います。
依存症ですから、仕方ありません。
しかし、目の前の人や時間を大切にしようとすることで、ギャンブルから離れていけると思います。
ギャンブルじゃなくてもそうです。
人との時間を、孤独にスマホを見る時間にしてしまうことってありますよね。
そのようなことを無くすことからスタートしてみるのもいいと思います。
衝動的にやりたいことを中心にしていると、どうしても優先順位がずれてしまいます。
それは、本当にやりたいことをないがしろにしている訳では無く、考えられていないだけだと思います。
本当に大切なことを自覚していないからこそ、衝動に負けやすいのでしょう。
いま、あなたにとって大切なことは何か考えてみてください。
そして、それを大切にできる行動をしてみてください。
大切にしたいものはきっと身近にあるでしょう。
まずはそこから始めてみましょう
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