ギャンブルにどっぷり依存しているときは、マイナスな言葉しかでてきませんでした。
「どうしてこんなにお金がないんだろう・・・」
「こんな仕事をしていても無駄だ」
「生きてる意味あるのかな・・・」
こんな言葉を使い、どんどん気分も落ち込んでいました。
ギャンブルを辞めると決心し、依存症からの回復に取り組んでいるうちに、自分が発する言葉が変わってることに気付いたんです。
「これをやってみようかな」
「仕事を頑張ってみるよ」
「家庭のことが大切だと分かった」
発する言葉は、前向きなものに変わっていました。
自分の悪いところばかり見ていたことから、新しいことに目を向けるようになったことで、気持ちが変化してきたのだと思います。
ギャンブルをやっているときは、ギャンブルのことしか考えません。
勝てば楽しい気分でいいのですが、負けると全て否定された気持ちになります。
仕事も、家庭も、存在すら「どうでもいい」という状態になるのです。
ギャンブルという狭い世界の中で生きているとも言えるでしょう。
ギャンブルを辞め、違う世界を知ったとき、言葉は変わってきました。
仕事でも、家庭でも、人生でも、肯定してくれる存在はあったのです。
そして自然に、「このままでいいんだ」と思えるようになりました。
「ギャンブルで勝つことで認められなくても、幸せを目指すことができる」
そう感じたのです。
負の気持ちを押し殺して、全てポジティブな言葉を使えばいいという訳ではありません。
しかし、前向きな言葉には、自分の気持ちや行動を良くしてくれる力があると思っています。
ギャンブルを辞める決心した人は、自分が発する言葉にも注目してみてください。
今は、マイナスな言葉が多いかもしれませんが、きっとポジティブな言葉が増えていくはずです。
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