ギャンブルにはまり、借金がどんどん増えていきました。
これ以上借りられない状態になりましたが、返済のためのお金をまたギャンブルに使ってしまう始末です。
こんな状態のとき、「借金さえなくなればギャンブルを辞められるのに」そう考えていました。
ギャンブルを辞められない理由は、自分に借金があるからで、それを返すためにギャンブルをやらなければいけない状態だと思い込んでいたのです。
実際にはギャンブルをやらない方がお金を貯めることができました。
しかし、分かってはいるのですが、「今すぐ楽になれるのならなりたい」という気持ちが大きかったように思います。
少しでも勝って希望を感じたい
ギャンブルに集中することによって忘れたい
苦しい時間が嫌だ
そう考えながら、ギャンブルをやっていたのだと思います。
僕は、借金を返すことを妻にやってもらっていました。
僕のお金を管理してもらい、そこから借金の返済を確実に行ってもらっていたのです。
自分ではコントロールできないと思ったので、それはとても助かりました。
ギャンブルを辞めようと決意しても、すぐにギャンブル中心の頭が変わるわけではありません。
そんな頭で、借金を返す作業をすることはどれほど苦しいでしょうか。
本来であれば、当たり前に返さなければいけないものですが、「ギャンブルをやるために必要なもの」という認識もあるはずです。
自分で返す達成感や苦しみを乗り越える作業は必要なのだと思います。
しかし、僕の場合は「人に任せる」ことを選びました。
妻にとっては「他人の金銭管理」という、やらなくてもいいことをやることになり、迷惑をかけたと思います。
妻にはたくさん感謝しています。
僕の場合は、金銭管理を妻に預けられたことによって、自分の回復がスムーズになったと感じています。
それは、「借金を返すこと」は考えず、「自分がこれからやっていくこと」に集中できたからです。
マイナスをゼロに持って行く、精神的に苦しい作業をせず、ゼロをプラスに持って行く比較的楽な作業から始められたのです。
いつまでも自分は甘く、他人の力によって成り立っているんだなと思います。
色々な人に感謝しながら、これからも回復に取り組んでいきます。
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