パチンコやスロットにはアニメなどをタイアップしたものがたくさんあります。
もともとそのアニメが好きだったり、パチンコをやることで好きになったりした人もいるでしょう。
パチンコやスロットをやっているとたくさんの”ことば”に出会います。
いわゆる名言や歌詞を聞く機会があるのです。
その”ことば”は、僕たちをポジティブな気持ちにさせてくれたり、深く考えさせてくれたりします。
しかし、ギャンブル中心の頭ですから、それらのことばを湾曲して捉えてしまっていました。
今回は、自分が実際に湾曲して解釈していた、ギャンブル依存症にどっぷりはまった考え方のお話です。
・起きて半畳寝て一畳
人間が必要な広さは、起きている時が半畳で、寝ても一畳あれば足りる、ということで、贅沢 (ぜいたく) は慎むべきであるという教えです。
これに対して、
「確かに人間それくらいで生きられる。だからこそ、広い部屋や家賃の高い家は不要だな。ギャンブルを夜遅くまでやって家には寝るためだけに帰ることにしよう」
こう考えていました。
大事な休む空間をおざなりにして、悪い浪費であるギャンブルに勤しもうとしていたのです。
これはもともとの「贅沢は慎むべき」という教えとは反対の考え方でしょう。
「生活費を抑えて、生活の全てをギャンブルに捧げよう!」とまで思っていましたからね。
・HOME MADE 家族 『少年ハート』 の歌詞
歌詞は割愛しますが、歌詞の内容はすべて刺さりました。
停滞している自分を奮い立たせてくれるような歌詞で、「頑張らなくては」と前向きな気持ちにさせてくれます。
しかしこのときも、
「今は借金生活で停滞しているけど、ギャンブルで成功すればやりたかったことができるようになる」
そう考えていました。
本当に停滞している原因はギャンブルであり、やりたかった事はいますぐにでもとりかかれることです。
それなのに、ギャンブルを正当化し、より真剣にギャンブルに取り組んでいくようになりました。
・「金は命より重い・・・・!」『賭博黙示録カイジ』より
人は、お金を得るために時間(命)を使っている、という意味です。
このことばを聞いて
「確かに、お金がないと生きていてつまらない。お金を得ることが生きるためにもっとも必要なことだ。だからこそギャンブルで勝ち取るんだ」
そう考えていました。
これは、「勝たなきゃ誰かの養分」ということばも相まって、よりギャンブルにのめり込みました。
以上の経験は、自分の見えている範囲の狭さがよく分かる経験だったと思います。
色んな視点がある中で、ギャンブルしか見ていません。
だからこそ、ギャンブルをやる自分を正当化していたのだと思います。
“ことば”はその人によって色んな意味を持たせてくれます。
あなたは、そのことば達に何を感じますか?
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