ギャンブルをやっている間は、常にお金がありませんでした。
収入があってもすぐに使ってしまいます。
ついには、借金までしてギャンブルをしてしまっていた人も多いのではないでしょうか。
僕がギャンブルを辞めると決心したとき、妻の助けもあって、お金を返すことを優先的にやることができました。
妻が支払いを担当してくれ、僕は生活を立て直すことに集中できました。
しかし、それでもギャンブルをやってしまっていました。
お小遣いの範囲であればギャンブルをやってもいい、お金を返せているからそれ以外のお金でギャンブルができる、そう考えていたのです。
「ギャンブルを辞める」と決心したのに、いつの間にか、「この範囲ならギャンブルをやってもいい」と決めてしまっていました。
これは、依存症であるがゆえのコントロールのできなさによるものでしょう。
そうしているうちに、またギャンブルをしているのがバレ、問題がでました。
問題が出ると、自分の弱さや依存症の深刻さが分かります。
そのたびに「ギャンブルを辞めないといけない」と考えるのです。
何度もギャンブルを辞めようとしているのに、衝動に負け、ギャンブルを正当化してしまっていました。
その間は苦しくも、ギャンブルをやることですべて忘れられるような気がしていました。
再度、「お小遣いの範囲でもギャンブルはやらない」「ギャンブルは時間を浪費するもの」という考え方を持ち、またギャンブルをやらない生活をしていくことにしました。
そこからはギャンブルをやらない日々が続きます。
ついに、借金を完済できる日がやってきました。
2年ほどかかりましたが、妻のおかげで借金は0になりました。
そればかりか、少しの貯金もあります。
このとき、一気に気持ちが楽になったのを覚えています。
これからもギャンブルをやらない生活をしていけば、どんどんお金が貯まっていく、そういう楽しみを見つけたのです。
ギャンブルをしているときは、お金が無いことが苦しかったです。
苦しくて、ギャンブルをしてしまっていました。
これからは、お金のためにギャンブルをする必要が無いのです。
すでにお金はあるのですから、必要な場合はそれを使えばいいだけです。
ギャンブルをやる理由が、ひとつ減った瞬間でした。
ギャンブルを辞めると決意した今、お金を貯める、借金を返すことを優先的にやってみてください。
スリップしても最低限にとどめ、とにかくお金を守るのです。
そうすることで、衝動が減ったり、自信が持てたりします。
少しずつギャンブルから離れていくとき、こうした効果も相まってより回復が進むでしょう。
まずは、アプローチしやすい「お金」のことを始めませんか。
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