僕たちは、生きていく上で日々何かを選択しています。
朝起きる時から、夜寝るまで、簡単なものでは「何を着る」「何を食べる」
大きな分岐点では「転職するかどうか」「結婚するかしないか」と様々なものがあります。
ギャンブルについて考えてみましょう。
僕は長年、嫌なものから逃げる手段として、ギャンブルを選択してきました。
もともとは、楽しみのひとつとして選択していたのですが、次第に手段が変化していきました。
ギャンブルをすることで、嫌なことを考えなくてすみます。
ずっとそこにいれば、希望も楽しみもあります。
しかし、それは長く続きませんでした。
パチンコ屋が閉店すれば、虚無感と後悔に襲われます。
自分が目をそらしていた嫌なことは、変わらずそこにありました。
いつからか、ギャンブルを「お金を稼ぐための手段」として選ぶようになりました。
・楽しみ
・嫌なものから逃げる
・お金を稼ぐ
この3つの目的の手段にギャンブルを選んでいたのは、依存症ならではのものでしょう。
ギャンブル依存症じゃない人は、選ばないと思います。
それぞれの目的に対する手段には、たくさんの選択肢があります。
それなのに、問題が出ることを選んでしまっていたのです。
「ギャンブル」という手段は、何に対して効果があるか考えてみてください。
そして、それは何を生むでしょうか。
「お金と時間を使う、暇つぶしになる」というのが僕の答えです。
手軽に集中できて、興奮も出来る、その一方お金もどんどん減っていく、そんな手段です。
僕は、これを考えた時、「そんなことをやっている場合じゃ無い」と考えました。
お金はありません。貯めたいと思っています。
やりたいこともあります。時間はないです。
お金も時間も浪費していくのが嫌だと感じ、「辞めたい」と思いました。
一度、ギャンブルがどういうものか考えてみてください。
そして、それが今の自分に合うのか考えてみてください。
きっとギャンブルは選択したくないのではないでしょうか。
だからこそ、ギャンブル依存症から回復していかなくてはいけないと思っています。
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