ギャンブルをやっているときは、ギャンブルにしか興味がなかったです。
機械にお金を入れ、ただボタンを押している、ハンドルを回しているだけで、お金が増えたり、周りから羨ましがられたりしました。
そんな状況ですから、ギャンブルしか知ろうとしません。
ギャンブルは簡単で、面白く、熱中します。
僕は、十数年間、ギャンブルだけをやってきたと思います。
高校時代は本をたくさん読んでいましたが、ギャンブルを始めたときから本を読まなくなりました。
読むのは、ギャンブルの雑誌、漫画くらいです。
それは、他人の意見に触れることが減ったということでもありました。
人とも深い話をしなくなり、自分で考えたことだけが、世界の理のように感じていました。
仕事のことも、自分のことも、世の中のことも、お金のことも
なにも知ろうとせず、知った気でいたまま、人生を過ごしてきました。
ギャンブルを辞めるにあたって、「知る」ということはとても大切だと思っています。
お金のこと
制度のこと
仕事のこと
などの社会的なことから、
脳の機能
体に良いもの
自分の生き方について
などの内側のことまで、
知っておきたいことはたくさんあります。
「こういうことを知っていたら、こんなに困らなかったのに…」
そう思うこともあるかもしれません。
それでも、ここからスタートしていけばいいと思います。
ギャンブルを辞めるとき、どんな視点であっても、「内から知っていく」ことをやった方がいいと思います。
どうしてギャンブルをやってしまうか、どうしてこんな考え方になってしまうのかという、「脳の機能」のこと。
体にいいことをやっていこうと考えて学ぶ「体のこと」。
これまでの人生や生き方を考える「自分のこと」。
どの視点でもいいので、まずは、自分の内側のことを知っていけるといいと思います。
自分のことを知れば、自分のことはもちろん、他人のことも受け止めやすくなります。
それが少しでも、生きづらさの解消になればいいですよね。
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