「ギャンブルを辞めたい」そう思って、ギャンブルを辞め始めました。
そのころには、家庭も崩壊寸前で、自分自身「もうどうにもならない」と考えるところまで至っていました。
友達や家族に嘘をついてお金を借ります。
パートナーの貯金を盗りました。
人間関係はめちゃくちゃで、隠し事ばかりでした。
「すべてギャンブルのせいだ」
「依存症だからしかたない」
そう考えられれば楽なのですが、きっとそれは「依存症だから」というわけではないでしょう。
これまでおろそかにしていた部分、向き合ってこれなかった部分が「孤独」となって表れているのだと思いました。
周りの人にはたくさん迷惑をかけました。
きっと自分が知っている以上の迷惑をかけているのだと思います。
それでも、色々な人に支えられながら生きています。
人間、ひとりでは限界があります。
孤独になってできることは、そう多くありません。
そういう、「どうにもならなさ」を解消できるのが人間関係だと思っています。
もちろん「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というような強引なものではないですよ。
人が支え支えられているような、人間関係の根本的な部分です。
ギャンブル依存症だと自覚した時、はっきりと自分の弱さを実感しました。
それはギャンブル依存症だけの問題ではなく、個人としての問題です。
それでも、今、目に見えているものは、依存症の問題です。
まずは、ギャンブル依存症の問題から取り組み、人間関係を築きながら、回復していきたいと考えました。
ギャンブル依存症の問題で自覚し、人生まるごと変えていく、そんな回復をしていきたいと思っています。
コメント