ギャンブルにどっぷり依存している10数年間は、とにかくギャンブルをやる時間を常に探していました。
「絶対このレースに賭けたい!」と思ったら、賭けないと気がすみません。
とにかく時間をつくり、レースに賭けます。
そして、勝っても負けても、また次のレースを探します。
絶対賭けたいと思うレースじゃなくても、何かと理由をつけてギャンブルをやります。
仕事をしていても
友達といても
旅行中でも
とにかくギャンブルをやってしまうのです。
一度ギャンブルをやりたいと思ったら止まりません。
ギャンブルを辞めると決めてから、ギャンブルを忘れられる時間が増えていきました。
趣味に熱中しているとき、
本を読んでいるとき、
友達といるとき、
目の前のものに集中し、楽しんでいるときにはギャンブルを忘れられていました。
好きなことをやり終わり、気づいたらギャンブルをやっていない状態になっていたのです。
友達とご飯を食べ、楽しく話しているとき、
「いつもなら、ここでギャンブルをしてたな」
と考えることがありました。
こんなに楽しい時間なのに、今までどうしてギャンブルをやっていたのだろう。
今、目の前のことに心を動かさないで、勝ち負けばかりに心を動かすのはもったいない。
そう感じました。
ギャンブル依存症から回復していくためには、「ギャンブルをやりたくない時間」と「ギャンブルを忘れられる時間」を増やしていくといいと思っています。
この二つの時間の積み重ねが、ギャンブルを遠ざけてくれます。
これまでギャンブルが最優先だったところから、変わっていけると思います。
まずは、どんなことをしているときはギャンブルを忘れられるか、
どんな時に、ギャンブルをやりたくないと感じるか、
こういうことを考えてみてください。
そして、見つかったこれらの時間を大切にしてみてください。
コメント