僕は十数年もの間、ギャンブルにのめり込み苦しんできました。
「ギャンブルを辞めたい」と考えたこともありましたが、お金を持てばそんなことは忘れてしまいます。
そうした中で、ようやく今辞められている訳ですが、「いつでもギャンブルをやりたい自分がいる」と思っています。
僕は今、ギャンブル依存症から回復をしていこうと取り組んでいますので、この「ギャンブルをやりたい自分」に向き合っていかなければいけません。
これまでも、「ギャンブルを辞めなければいけない」という思いと「少しだけならいいか」という思いを戦わせてきました。
低貸しなら
自分ひとりの時間に少しだけだったら
予想だけなら
観るだけなら
トイレを借りるだけなら
こんなことを考え、ギャンブルに近づこうとします。
このときの自分は、本当に言い訳がうまいと思います。
この言い訳に従ってもいいのですが、僕はギャンブルに関することは自分の意見を聞かずに拒否することにしています。
いつになっても「ギャンブルをやりたい自分」は存在すると考え、そのコントロールの外にいる自分の言うことを聞かないようにするのです。
そうして僕は、ギャンブルに近づきたくなったときは、「ギャンブル依存症の自分がギャンブルをやりたがっている」と考えます。
こうした自問自答を客観的に見えるようになると、少し行動が変わってきました。
ギャンブルをやりたい自分の声に気付くことは大切なことだと思います。
これまでのめり込んできたからこそ、コントロールできない自分をよく知っています。
そんな自分を受け止めながら、前に進んでいきたいと思います。
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