
僕はこれまでギャンブルを辞めようとしたことが何度かありました。
それでも全然辞められなかったです。
辞めようと考えたきっかけのひとつが、「大きく負けた時」でした。
数時間で何万円も負けた時、「こんなこともう辞めよう」そう強く思いました。
しかし、次の日には、「このやりかたなら失敗しにくいだろう」と考え、自分の考えたやり方を試したくなります。
そして、資金が尽きるとまた「辞めたい・・・」となるわけです。
この「辞めたい」は長続きしませんでした。
給料日がきてまとまったお金が入った瞬間から、ギャンブルを辞めたいことなど忘れてしまいます。
「今度こそは」「負けなければいいんだ」そう考えるようになります。
こんなことの繰り返しで、「ギャンブル依存症からの回復」は考えてきませんでした。
僕は何度か失敗しましたが、お金が無い状態のときはギャンブルをやらなくても生活ができていたこともあります。
お金が無ければギャンブルができないのはもちろんのことですが、ギャンブルが無くても生活出来るということは薄々感じていました。
その当時は、「辞めている」というより「できない」に近かったと思いますが、生活スタイルはギャンブルを辞めている人だったと思います。
「やめている」と「できない」は大きな違いがあります。
回復に進んでいるか、まだ依存状態真っ只中か、です。
ギャンブル依存症の人は、この「できない」という状況を経験する人が多いと思います。
やればやるほどお金が無くなっていきますからね。
だからこそ、この「できない」という状況での生活を充実できるといいと思っています。
まだ心が回復に進んでいなくても、「ギャンブルをしなくても生活が出来る」ということを実感してみてください。
何かのきっかけで、強い決心のもとギャンブル依存症からの回復に取り組めると思います。
そのときに「ギャンブルをしない生活」を送っていかなくてはいけません。
ギャンブルをしない生活を充実させることが、ギャンブル依存症から回復していくことだと思っています。
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