
僕は、長年ギャンブルをやってきました。
最初は、兄や友達とパチンコをやるくらいでしたが、次第にひとりでもやるようになりました。
ギャンブルの種類も増えます。
パチンコ、スロットから始まり、ボートレース、競馬をするようになりました。
オートレースや競輪をやっていたこともありました。
そうした一連の流れがありますから、どんなギャンブルもある程度楽しめると思います。
大体の仕組みや楽しみ方が分かっているので、どんなものにも手を出せます。
僕は、ギャンブルを辞めたいと願い、依存症からの回復に取り組んでいます。
しかし、それは簡単なことではありません。
辞めたいと考えていても、ギャンブルをやりたくなってしまうのです。
これまで習慣的にやってきたことを、意識的に辞めている状態ですが、「できない」という状況にはなっていません。
「もうどうにもならない」という所までいっても、けして「できない」わけではないのです。
僕は、ギャンブルのやり方を知っています。
そして、ギャンブルができる環境に飛び込むことは簡単です。
だからこそ、ギャンブルの存在自体を恨んでしまうこともあります。
ギャンブルをやってきた過去を変えることはできません。
ギャンブルのやり方を忘れることはできません。
だからこそ、変えられない過去を見て後悔するのではなく、
今できることを考えたり、人生を楽しもうとしたりする「変えられる現在」を見るといいのだと思います。
どうしてギャンブルにハマったんだろう
なんであのときパチンコ屋に行ったのだろう
友達から誘われなければ
今とは違う世界線のことを考えてしまうこともありますが、大切なのは「現在」です。
大切にしたい人も
時間もお金も
守りたいものは「現在」にあります。
そして「未来」に向かって、取り組んでいかなければいけません。
僕はこれからも、自分の過去を抱えながら、回復に取り組んでいきたいと考えています。
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