
僕は、長年ギャンブルを続けてきました。
ずっとギャンブル中心の生活を続け、苦しみ、「もうどうにもならない」という所まできて、ようやくギャンブルを辞める決意をしました。
ギャンブルを辞めよう、依存症からの回復を目指そう、と考え、前向きに取り組み始めて数ヶ月が経った頃、ギャンブルのない生活が定着してきます。
開店時間やレースの開始に合わせた生活リズムを捨て、
休みの日には、友達と会ったり家事をしたりします。
お金は、資格取得や副業で稼ごうとし、
保険や通信費を見直し出て行くお金を減らそうとします。
「暇だ」「イライラする」と思ってもギャンブルで解消することなく
ギャンブル以外の解決方法を実践してきました。
そうした生活を続けていくと、ギャンブルをやらないことが当たり前になってきます。
「ああ、もう大丈夫だ」「ギャンブルをしなくても楽しめる」
そう感じていました。
しかしこの状態は、「ギャンブルをやらなくなった」のではないと思います。
「ギャンブルのない生活」を送れているだけで、ギャンブルをやらなくなった訳ではありません。
ギャンブルができる環境にいけば、
ギャンブルを少しだけしてみようと思えば、
ギャンブルに誘われれば
すぐに「ギャンブルのある生活」が出てきてしまいます。
「ギャンブルのない生活」も「ギャンブルのある生活」もできるようになっただけであって、ギャンブルをしなくなった訳ではないと思っています。
だからこそ、自分の望む生活を続けていくことが大切なのだと思います。
ギャンブルに興味を無くすこと、ギャンブルをやらないようにすることも大切だと思います。
しかし、「ギャンブルのない生活」を送っていると安心しすぎてしまうかもしれません。
なりたい自分、望んでいる生活に向かって進み続けることが、必要なのだと思います。
僕は、身近な人を大切にしたいと思っています。
それは、この先ずっと変わらない思いでしょう。
ギャンブルに注目したとき、身近な人を大切にしたいという思いの前では「ギャンブルは絶対やらない」という答えになると思います。
そして、それに加えて、「パートナーや友達との時間を大切にする」ということをやっていくのだと思います。
そうした生活を続けることによって、ギャンブルをやるかやらないかではなく、なりたい自分になることで「ギャンブルをやらない状態」になっていくのでしょう。
これからも、自分と向き合い続けたいと思います。
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