
生きることってどういうことでしょう。
ただ生きていくことも大切ですが、せっかくなら幸せを目指したいですよね。
僕にとって「生きること」とは、
感じること
これまでの生活を大切にすること
人間関係を充実させること
だと思っています。
今日は、この中の「感じること」についてお話ししたいと思います。
僕は、ギャンブルを長年やってきましたが、常にギャンブル中心の生活でした。
パチンコ屋の開店に合せて起き、閉店まで店内でいます。
12時間ほどの時間をボタンを叩いたり、ハンドルを回して過ごす訳です。
機械の箱を真剣に見つめ、少しの演出に気持ちが上下します。
この一連の中で「感じること」は少ないと思っています。
負けて悔しい
演出が楽しい
優越感を感じる
劣等感を感じる
こういうことはあるかもしれません。
しかし、それはとても小さい箱の中でのできごとです。
パチンコ屋にいる人、機械の中という限られた範囲でしか「感じる」ことはできません。
人間には五感がありますが、視覚と聴覚のみで感じ、触覚や嗅覚はほとんど変わらない世界がそこにあります。
少し外にでれば、刻々と変わる自然があり、人間関係があります。
そういうものから逃げ、長時間、何も変わらない箱の中でいます。
ギャンブルが終わった後もそうです。
さっきまでやっていたギャンブルのことを考え、周りを見る余裕も失われています。
周りのことを感じることができず、殻に閉じこもります。
僕は、ギャンブルを辞めたとき、この生活から離れることでできて良かったと感じました。
花の匂い、生き物の鳴き声、人の温かみなどを感じることができたからです。
心が安らぐ瞬間でした。
「感じること」が出来はじめてから、自分の生活や心が大きく変わったような気がします。
ギャンブルのことばかり考えなくても、心を落ち着けることができるようになったことが大きかったと思います。
人生の中で「感じる」ということは、とても大切なことだと思います。
それは、ギャンブルを優先している中では限られたものでした。
一度ギャンブルから離れ、「感じる」ということを意識してみてもいいかもしれませんね。
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