
昨日に引き続き、「生きること」についてお話ししたいと思います。
僕にとって「生きること」とは、
感じること
これまでの生活を大切にすること
人間関係を充実させること
だと思っています。
そのうちの「感じること」については、昨日の記事を読んでみてください。
今回は「これまでの生活を大切にすること」について考えたいと思います。
僕は、大学生の時に、ギャンブルを初めてやりました。
兄や友達が楽しそうだったので、「そんなに楽しくてお金も増えるなら」という気持ちでパチンコ屋に行きました。
結果、負けたのですが、楽しさを味わいたい、自分も勝って仲間入りしたいという気持ちから、ギャンブルをやるようになってしまったのです。
それから10数年間、ギャンブル中心の生活をしてきました。
何よりも、ギャンブルを優先する生活です。
お金もなく、借金だけが積み重なっていきます。
人間関係も希薄になりました。
そんな中、「自分はギャンブルをやるために生きている」と思うようになりました。
ギャンブルだけが、好きで得意です。
ギャンブルだけが自分にとって希望でした。
僕は、数年間ギャンブルを続けただけで、「ギャンブルのために生きている」と勘違いするほど、のめり込んでいました。
これまでの人生は、パチンコなどしなくても、楽しみを見つけられたし、ストレス発散もできたはずです。
人間関係で癒やされることも知っていました。
それなのに、気付けば「ギャンブルこそ人生」と考えるようになってしまっていたのです。
ギャンブル依存症からの回復を目指す時、これまでの生活を大切にしたいと思いました。
旧友や家族など、昔からの人間関係を大切にします。
以前好きだったことをまたやり始めてもいいかもしれませんね。
そうしていると、「これも好きだった」「これに癒やされていた」ということを思い出すかもしれません。
きっと僕たちは、ギャンブルをやるために生まれたわけではないと思います。
楽しめていたこと、好きだったことが思い出せるといいですよね。
僕がギャンブルを辞められたのも、「自分はギャンブルをやるために生まれてきた訳では無い」と考えたからです。
自分の人生を、20才頃に突然でてきたもので埋めていくのは嫌でした。
これまで、考えてきたこと、感じてきたことがあります。
それをすべて忘れて、ギャンブルだけが人生を埋め尽くしていました。
きっとあなたの中にも、考えてきたこと、感じてきたことがあるはずです。
それを大切にしながら、少しずつギャンブルから離れていきませんか。
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