
僕は、ギャンブルを長年続け、大きな問題に発展したところで「辞めなければいけない」と気付かされました。
これまで、「ギャンブルを辞めたい」と考えたことはありましたが、長くは続きません。
ギャンブルを辞めたかった理由は、「お金が無くなって後悔した」からであって、お金が手元にくると、辞めたかった気持ちは無くなってしまいます。
そして、「今度こそ」と考え、またギャンブルにのめり込んでしまいます。
勝っているときは、「もうギャンブルだけできれば幸せ」と考えるのですが、ギャンブルを続けている限りは大きく負けることがあり、長い目で見るとお金が残っていくことはありません。
お金が無くなるとまた、「ギャンブルを辞めたい」と思い、その状態が毎月繰り返される訳です。
僕は、自分や周りの人のことを真剣に考えてきませんでした。
自分がどんな人生を送りたいのか、そのために何をしたらいいのか、いつもギャンブルのことばかりで、自分の人生について考えることから逃げていました。
周りの人との対話も避け、大切な人の声さえ真剣に聴いていません。
そんな状態ですから、「お金がない」ことだけに意識がいきます。
自分の問題は、「お金が無いこと」ただそれだけだと思ってしまっていました。
お金が無いこと以外の問題から目を背け、お金がないことの原因さえも考えません。
僕が、ギャンブルを辞めたいと心から願ったとき、「お金が無いこと」以外の問題に目を向けました。
人間関係の問題では、パートナーや家族、友達との関係を見直します。
僕は、「仲良くしていたい」「楽しく話し、遊びに行きたい」と考えていましたから、関係修復をしたいと強く思いました。
そして、そのためには、
嘘をつかない、
約束を破らない、
これまでやってきたことを反省する、
ことをやっていきました。
自分の生活についても考えました。
家庭の事が見えていたのか
仕事に打ち込めていたのか
改めて考えると、できていないことばかりでした。
お金がない原因も、「ギャンブルをやっているから」だと気付けました。
「ギャンブルは浪費であり、お金がない自分がやるものではない」そう考え、「今はギャンブルをしない」と決心しました。
こうして、自分の問題を見直していくことで、生活が良くなっていきます。
特に人間関係が充実してくるのは、自分の人生に大きな影響を与えることが実感出来ました。
そんな生活の中で、多少お金が無くても幸せになれるのだと気付きます。
これまでは、「お金があることこそが幸せだ」と考えていましたが、そんなことはありませんでした。
「ギャンブルを辞めたい」と考えているということは、問題をたくさん抱えているということだと思います。
自分が気付けていない問題まで考える事ができたとき、回復の道へと進んでいけるのではないでしょうか。
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