
僕は、長年ギャンブルをやり、「ギャンブルこそが人生だ」とまで思うようになっていました。
趣味や休日の過ごし方を聞かれても、ギャンブルしか思い浮かばず、ごまかしながら答えていました。
やりたいことは、いくつかありました。
資格を取ってみたい
こんな仕事をしてみたい
結婚して、子どもが欲しい
友達と遊びに行きたい
こんなことを考えながら、「でもお金がないから・・・」と諦め、ギャンブルをやってしまいます。
お金がないのならギャンブルをやらなければいいのですが、そんな選択はできません。
お金が無いからこそ、
自分の自由を得るために、
ギャンブルをやらなければいけないとさえ思っていました。
僕がギャンブルを辞めたとき、これから何をしていくか、考えなくてはいけませんでした。
これまでたくさんの時間をギャンブルに使ってきましたから、その時間を他のことに充てなくてはいけません。
考えると、やらなければいけないこととやりたいことはたくさんありました。
家庭のこと
仕事のこと
人間関係のこと
残してきた、逃げてきた課題はたくさんありました。
それでも、やらなければいけないことばかり考えていると疲れてしまいます。
ほどよく頑張りたい僕は、「やりたいこと」にも同時に取り組んでいました。
友達と遊ぶこと
資格を取ること
ゆっくり自分の体を癒やすこと
これらは、やりたいことですから、前向きに楽しく取り組めます。
こうして、「やらなければいけないこと」と「やりたいこと」の両輪で生活時間を使っていると、だんだんと一日が充実してきます。
ギャンブルをやる時間さえない、と思えるようになっていきます。
「やらなければいけないこと」ばかりだと、苦しくなってしまいます。
「やりたいこと」だけだと、他人や自分に迷惑がかかってしまいます。
「やらなければいけないこと」と「やりたいこと」のどちらが欠けてもいけません。
それでも、「やらなければいけないこと」をやり終えた充足感と「やりたいこと」をやっている楽しさは、自分の生活・人生を豊かにしてくれると思っています。

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