
僕は、ギャンブルを辞めようと決心したとき、これまでギャンブルに充てていた時間を何に使うか考えてみました。
そのとき、僕が取り組みたいと思っていたのが、仕事と家庭についてでした。
これまでギャンブル中心の生活で見えていなかった家庭の中のことをもう一度考えようと、家事やパートナーとの関係に目を向けたいと思いました。
また、仕事にも集中出来ていませんでしたから、仕事に集中し、仕事の勉強もしたいと考えました。
家庭の中のことをみると、自分が避けてきたことがたくさん見えてきます。
洗い物や掃除などの細かいところから、パートナーとの対話など気持ちに関係するところなど、大切なことから逃げていたことが分かりました。
家庭に目を向けることで、自分という人間が分かってきます。
どれだけ身近なところをおざなりにしていたか。
何を望んで今の生活をしているか。
何が苦手で、こんな状況になったか。
家庭の事を見れば見るほど良くわかります。
仕事のこともそうでした。
これまで集中して取り組めませんでしたから、自分ができていなかったことがよく分かります。
反対に、興味があること、好きなこともよく分かりました。
そして、「こんな仕事をしたい」と希望を持って取り組むこともできました。
家庭や仕事など、自分が向き合うべき所をみていると、しだいに興味が広がっていきます。
人間関係が少しずつ良くなり、新しいことにも挑戦したくなります。
こうして自分の気持ちや視野は広がっていき、またギャンブルから離れていくことができると思います。
ギャンブルを続けることで、これまでやりたかったことができていなかったかもしれません。
視野が狭くなっていたかもしれません。
それでも、自分の興味があること、やらなければいけないことをやることで、自分の世界が広がり、ギャンブルを選ばなくなっていくと思います。

コメント