
今回は「衝動対策」についてお話しします。
僕は、ギャンブルを辞め、依存症からの回復に取り組んでいますが、「ギャンブルをやりたい」と思うことはあります。
しかし、実際にやろうとするわけではなく、「あのとき楽しかった」「ギャンブルって面白いよね」と考えるくらいです。
では、どうしてその程度で済むのでしょうか。
それは、「具体的なことを考えていない」からです。
この台を打つ
こんな演出が見たい
この馬がきそう
これらを考えた時、衝動は強くなります。
ギャンブルを辞めて間もない頃、苦しかったのは「具体的なことが想像しやすい」からでした。
これまで打っていた台も知っていますし、自分が望んでいる演出も鮮明に思い出せます。
どの馬が狙い目か、どの選手を応援しているか、簡単に考えられるでしょう。
そして、それを「見たい」「賭けたい」と望んだとき、止めるのは難しいと思います。
ギャンブルを辞めてある程度時間が経てば、具体的に思い出し辛くなりますが、最初は苦しいと思います。
ギャンブルの内容もそうですが、手順もまた具体的に考えない方がいいと思います。
どこの競馬場に行く
どのネット投票のサイトを使う
どこのパチンコ屋に行く
どこでお金をおろす、どうお金を調達するか考える事も同じですね。
ギャンブルは楽しい、興奮するという思いは、捨てなくてもいいと思います。
というか、捨てられないのだと思います。
それでも、「何が」「どこが」を具体的に考えるのは辞めてもいいかもしれませんね。
競馬は興奮するよね。
パチンコは面白いよね。
その程度でいいのだと思います。
そして、具体的にイメージするのは、自分の生活や人生についてするのがいいでしょう。
ギャンブルを辞められない、衝動が苦しい人は、是非意識してみてください。
きっと少し楽になりますよ。

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