
僕は、長年ギャンブルを続けてきました。
最初は楽しみのひとつとしてやり始めましたが、数年もすると、毎日のようにギャンブルをやっていました。
僕は、スロットから始めました。
最初は、分からないことだらけでしたが、知れば知るほど面白くなってきます。
勝つ経験をすれば、楽しくなり、負ける経験をすれば「次こそは」と熱くなってしまいます。
そんな状態を繰り返し、気付けばお金が無くなっていました。
お金がないとギャンブルは続けられません。
反対に、お金があればギャンブルをやり続けることができます。
その結果、「ギャンブルでお金を稼がなくてはいけない」という思考になり、お金が無ければ「お金を調達しなければ」と考えるようになってしまいました。
気付いたときには、お金にいつも敏感になっていました。
どうにかしてお金を調達しなければいけない
生活費は削れるだけ削る
稼ぐためならなんでもやる
そんな思考をしていました。
日々の生活をお金に振り回されている状態です。
「お金が無いなら、ギャンブルを辞めればいい」のですが、そうはいきません。
それは、自分の生活の中心にギャンブルがあるからです。
ギャンブルのためにお金を稼ぎたいと思っているのです。
物欲は多少あります。
それでも、稼いだお金がすべてギャンブルに消えていきます。
僕は、ギャンブル依存症からの回復に取り組むとき、お金に対しての執着を無くすことを意識しました。
お金は自分の望みを叶えるのに必要なものです。
だからこそ、お金を稼ぐこと自体は自分にとって目的ではありません。
自分は何を望んでいるかを知り、そのために何をやるかを考えます。
欲しいものや自分の望みに対して、お金を使うようにするようにしました。
また、お金の稼ぎ方についても考えました。
ギャンブル依存症からの回復の妨げになるような稼ぎ方は辞めました。
自分のため、人のためになるような稼ぎ方ができれば良いと考え、自分の人生まるごと考えた選択を心がけました。
ギャンブル依存症は、お金に対する認識や問題と向き合わなければいけないと思います。
そのためには視野を広げ、自分の本当の望みを知っていきたいですね。

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