
僕がギャンブルにのめり込んでいったのは、大学生1年生のときでした。
小学生、中学生のときには競馬の予想をしたり、ゲームセンターでのスロットで遊んだりすることはありましたが、詳しいやり方までは分かっていませんでした。
そんな僕が、大学生に一度ギャンブルをしたとき、何も分からず時間が過ぎ、お金が無くなっていったにもかかわらずのめり込んでしまったのです。
では、どうしてのめり込んでしまったのでしょうか。
僕は、知識のなさと生活の不安定さが原因だったと思います。
ギャンブルを始めたとき、「両親もやっている」「兄が楽しいと言っている」という情報を持っていました。
両親からは「ギャンブルは勝てない」と聞いていましたが、勝てないから辞めようとは思いません。
勝てないのにみんなやっているということは、なにか魅力がありそうですしね。
ギャンブルがどういうものか
浪費なのか投資なのか
長期的にはどうなっているのか
どれくらいの時間を使うものなのか
やった結果どうなっているのか
なにも知らずに始めてしまいました。
ギャンブルについてもそうですが、お金の知識もありませんでした。
これからどれくらいお金が大切になってくるか
何を買うためにどれくらい必要で、それは何年で貯まるのか
これから何のためにお金を使いたいのか
これらのことを知らず、ただギャンブルの面白さに溺れた先に「借金」や「依存症」があったのだと思います。
また、生活の不安定さも原因のひとつだったと思います。
大学生になり、時間やお金の使い道を決められるようになりました。
加えて、一日三回の食事や就寝時間が決まっていません。
おなかが空いたときに食べ、好きな時間に寝られるのです。
そんな状態ですから、ギャンブルをやる時間はすぐにできます。
生活リズムが整っていないので、すぐにギャンブル中心の生活はできあがりました。
このように、知識のなさや生活の不安定さからどんどんギャンブルにのめり込んでいきました。
知識をつけず、生活リズムを整えない状態では、どうしても不健康になってしまいますよね。
ギャンブル依存症からの回復を目指すとき、この状態の逆である、「知識をつける」「生活を整える」ということをやっていきました。
過去に戻ることはできませんが、今からでもギャンブルが入る余地を減らそうとすることは大切だと思います。
そしてその中で自分の納得する生活ができたとき、少しずつギャンブルから離れられるのだと思います。

コメント