
ギャンブルをやっているときには、気持ちの上がり下がりが激しかったように思います。
勝てば気分が良くなり、負ければイライラします。
それは、自分の中だけにとどまらず、行動にでてしまっていました。
イライラしているときは、言葉がきつくなったり塞ぎ込みがちになったりします。
勝っているときには、お金をパーっと使いたくなりますし、感情表現が極端になります。
こんな状態が数分、数時間おきに変化します。
数分前までは、機嫌が良かったのに、急にイライラし始めることもたくさんありました。
常にギャンブルをやり、お金の増減、勝ち負けだけに感情を支配されている状態だったと思います。
ギャンブルを辞めてから、心に余裕が持てるようになりました。
人間ですから、気分が良いときも悪いときもあります。
それでも、ギャンブルをやっているときのような高低差はなかったと思います。
気分が良いとき、心身に余裕が持てているときには、意欲が高く、物事を前向きに捉えられます。
そしてそれは、ギャンブルをやっているときの正の感情の様な、極端な感情ではなく、穏やかな感情でした。
自分の気持ちや人の気持ちを考えられ、それを肯定的に見ることができる状態は自分にとって良いものだと思います。
人間関係や仕事の充実に繋がりますし、生きることが楽しいと思えるようになります。
ギャンブルをやっているときの、鋭い感情には疲れます。
いいことも悪いことも極端ですし、自分にとって良い感情ではありませんでした。
すべてお金に左右され、結果さえあれば自分はどうなってもいい、と思っていました。
ギャンブルを辞め、この感情から逃れられたとき、自分にゆとりができたのが分かりました。
刺激的な毎日という訳ではありませんが、ゆったり流れる時間も感情もいいものです。
ギャンブル依存症からの回復に取り組むとき、自分の気持ちを整える視点も大切かもしれませんね。

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