僕は、長年ギャンブルを続けてきました。
その結果、好きと言えるものは「ギャンブルだけ」だと思い込んでいました。
趣味も
休みの日の過ごし方も
好きなことも
興味があることも
全てギャンブルと答え、ギャンブルこそが人生だとまで思っていました。
だからこそ、ギャンブルを辞めると決心した後に困ることになります。
何をしたらいいか分からず、「ギャンブルの無い人生、生活なんてつまらない」と感じます。
それでも、本当は好きなことがありました。
今就いている仕事
本を読むこと
料理をすること
寝ること
ゆっくりお風呂に入ること
ギャンブルのようにのめり込むものではありませんし、簡単にできることや日々のルーティンも含まれます。
それでも、それらは「好きなこと」だったのです。
こんな「好きなこと」は誰しもあるはずです。
僕もすぐには思いつきませんでしたが、心の奥底にはありました。
僕は、ギャンブルを辞めたとき、これらの「好きなこと」を深めていきました。
深めるということは、質を上げたり、いつも以上に時間を使うということです。
仕事のスキルアップを図ったり
新しい本を買いに行ったり
作ったことのない料理に挑戦したり
睡眠時間や入浴時間を長くとりました。
僕の場合は、どれも生活に密着していましたから、ギャンブルをやる時間はどんどん減っていきました。
そして、自分の「好きなこと」をやる時間が増えていくと、毎日の生活が楽しくなっていきました。
ギャンブルを辞めた後、すぐには何をやったらいいか分かりません。
それでも、自分の好きなこと、快適に感じることに時間を使うことで、少しでもギャンブルから離れられると思います。
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