ギャンブルは結果がすぐにわかります。
パチンコや競馬では、数分後数時間後にはっきりと数字で「勝ち負け」がわかりますよね。
その「勝ち」を求め必死にギャンブルをするので、勝つ経験をしたときの興奮は忘れられなくなります。
それほどインパクトの大きいものが、ギャンブルで得られる報酬なのです。
僕がギャンブルを辞めようと考えた時、どうしても思い出してしまうのが、ギャンブルの興奮でした。
あんなにわかりやすく、簡単に自分を肯定してくれることは他にありません。
負けていることも一時的に忘れられるくらいの興奮がギャンブルにはあります。
だからこそ、ギャンブルを辞める時に「あの楽しみはもう味わえないんだ」と落ち込んだことを覚えています。
「ギャンブルを辞めよう」という強い意志とは関係なく、気分が落ち込んでしまうことはあると思います。
そんな気持ちの落ち込みも、今では「思い過ごし」だったと思えます。
ギャンブルをやりたい脳が作り出した言い訳、幻想だったのでしょう。
ギャンブル以外の楽しみを知らなかったから、依存先がギャンブルしかなかったからだとも思います。
今では、自分にとって健康的な興奮、喜びを味わうことができます。
自分のお小遣いの範囲で買い物をしたり
好きな本を読み切ったり
資格試験の勉強をして合格したり
時間はかかっても、報酬は少なくても
健康的な興奮がそこにはあります。
「ギャンブル以外にも楽しみってあるじゃん」
それが今でははっきりとわかります。
だからこそ、またギャンブルに依存しなくても良いという安心感が持てるのです。
健康的な喜びを感じること
依存先を増やしていくこと
これらのことが大切なのかもしれません。
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