ギャンブルを長年やっていると、何よりもギャンブルを優先してしまうようになります。
どんなときにもギャンブルを中心に考え、選択もギャンブルのために行います。
自分軸とは、「自分はこうしたい、こう在りたいという考えをもとに行動すること」です。
ギャンブルをやっていると、「自分はこうしたい」というのがギャンブルで埋め尽くされます。
どんなに「こんなことがしたい」「こういう自分で在りたい」と考えていても次の瞬間には「ギャンブルをやりたい」に変わっています。
お金持ちになりたい、優越感に浸っていたい、と思う人もいるかもしれません。
これは、他人に良く思われたい、他人より上の立場でいたい、という気持ちの表れでしょう。
その手段として、ギャンブルを使ってしまうのもギャンブル依存症ならではの行動だと思います。
ギャンブル依存症からの回復に取り組むとき、「自分が何をやりたいか」「どう在りたいか」を考えるといいと思っています。
それは、ギャンブルを辞めたあとの自分の人生を想像することにもなります。
僕は、「ギャンブルを辞める事」よりも、「どんな人になりたいか」を重視して回復に取り組んでいます。
それは、自分軸を、自己を取り戻すことでもあります。
自分の“本当の”思いに沿って人生に取り組めたとき、きっと自分の気持ちが楽になっていくのだと思っています。
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