
僕は、長年ギャンブルを続けてきました。
最初は楽しみのひとつとして始めました。
不安の中始まった大学生活。
少しの息抜きと考え、スロットをやってみようと考えました。
最初はスロットのことなど分かりませんでしたが、初めてのことをやる楽しみ、大人の世界に踏み込む緊張感を感じながらやっていたことを覚えています。
スロットは、ゲーム感覚で楽しめました。
そして、何時間も働かなくては稼げない様なお金をすぐに稼ぐことができました。
この経験は、僕をすぐにギャンブルにのめり込みませました。
こんなに簡単にお金が増え、楽しい世界があるのですから。
もちろん、負けるときもありました。
そんなときも、「勝った経験」が自分を奮い立たせ、またギャンブルにのめり込みます。
ギャンブルを辞めた今でも、簡単に楽しむなら、簡単にお金を増やすなら「ギャンブルがいい」と思ってしまいます。
それほどギャンブルは依存性が高い行為です。
でも、依存症からの過程で他の楽しみを知った今、簡単に楽しめることをやらなくてもいい、とも思います。
すぐに、手軽に、楽しくて稼げるものが良いとは思いません。
時間や手間はかかるけど、もっと面白く、もっと自分のためになり、もっと幸せを感じるものがたくさんあります。
自分の生活を壊してまでひとつのものに固執する必要はありませんでした。
自分はもっと穏やかな幸せを求めていたのに、いつのまにか手軽な興奮を求めてしまっていました。
手軽にすぐ楽しめるものがあるならやりたくなるのは当然だと思います。
それでも、自分のために今日もやらない選択を楽しみながらしていきます。

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