
僕は長年ギャンブルを続けることによってお金をたくさん失いました。
最初は遊びの範囲でやっていましたが、だんだんと貯金にまで手を出すようになってしまいます。
そして、生活費以外のほとんどのお金をギャンブルに使うようになっていきました。
あるとき、生活費が無くなります。
そこで考えたのは「借金をすること」でした。
借金は簡単にできました。
そして、思った以上のお金、生活費以上のお金が手に入りました。
そうして、そのお金も生活費ではなく、ギャンブルに使ってしまうことになります。
ギャンブルにのめり込むことによるお金の問題が起きた時、周りの人からは、
「お金を貯めて、その中からギャンブルをやればいい」
と言われました。
しかし、頭では理解しているつもりでしたが、そうはいきません。
依存症ですから、すでに自身がコントロールできない状態にあったのです。
お金を貯めてやる
老後にやる
今じゃ無くても良い
本当にそうだと思います。
それでも、それができず、「今やらなければ意味が無い」と感じてしまうのです。
僕は、ギャンブルを辞め続けることで、ある程度お金を貯めることができました。
ようやく「余裕をもってギャンブルができる」という状態になったのです。
しかし、僕はそのお金をギャンブルに使いたいとは思いませんでした。
お金に困っていないので増やす必要はありません。
好きなものを買って、自分を癒やすことができます。
ギャンブルに自分がせっかく貯めたお金を使うのはもったいないと感じていました。
ギャンブル依存症の人にとって、お金を貯めるというのは難しいことかもしれません。
しかし、そこにチャレンジしていくことによって、ギャンブルから離れられる可能性が上がると思います。
お金を貯めること、積み上げることは大きな自信にもなりますね。

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