
僕は、ギャンブルを辞めなければいけないと考えたのは、パートナーがきっかけでした。
お金の問題や嘘をついていることが発覚し、離婚直前にまで事態が発展しました。
そのとき、「本当はパートナーと仲良く暮らしたい、もっと平穏な生活を送りたい」と考えていることに気付き、今自分が抱えているギャンブル依存症という問題をどうにかしたいと考えたのです。
自分ひとりでは、どうにもできなかったと思います。
ギャンブルを辞めている間もたくさんの人との関わりが力になりましたが、「辞めよう」という強い決心でさえ、ひとりでは難しかったと思います。
他人の存在は、自分の心を映す鏡のようなものでした。
自分ひとりではギャンブルにのめり込むだけのめり込んでいたと思います。
心の底から「辞めたい」と考えた時、ちゃんと目標が立てられたのは、パートナーがいたからこそのことでした。
僕は、パートナーのために、家族のためにギャンブルを辞めている訳ではありません。
パートナーがいるからこそ、安心して回復しようとすることができます。
僕にとっては、良い依存なのかもしれません。
良いときも悪いときも近くにいてくれる人がいるから乗り越えられます。
それは、パートナーに限らず、両親、友達だってそうです。
色々な人と支え合って、生きているのだと実感できます。
そして実感できたからこそ、ギャンブルから離れることができています。
この人と一緒なら辞められる、この人がいるから頑張れる、という人が見つかるといいですよね。
そんな人を探し始めるのも依存症からの回復の大きな一歩だと思います。

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