
僕はこれまで、ギャンブルを中心とした生活を送ってきました。
ギャンブルのためにお金を稼ぎ、
空いた時間はギャンブルのために使います。
そんな中、ギャンブルによってたくさんの問題を抱え、もうどうにもならないという所まできて、ようやくギャンブルを辞めようと決心したのです。
ギャンブルを辞め始めた当初は、ギャンブルしか依存先はありませんでした。
嘘や誤魔化しで、自分から人間関係を希薄にしていましたから、身近な人であっても依存先と呼べたかどうかは分かりません。
趣味も休日の過ごし方も分からず、とにかく「ギャンブルがしたい」と思っていました。
ギャンブルを辞めていく上で、新しい趣味を始めたり、人間関係が広がったりしました。
もともと自分が好きだったことを趣味にしたり、もともとあった人間関係が深まったこともあります。
休みの日の過ごし方は見つかり、「会いたい」と言ってくれる人や思える人が増えました。
こうして依存先が増えれば増えるほど、生活が豊かに、人生が楽しくなってきます。
「今日はこれをやろう」「今日はこの人に会いたい」と思えることでワクワクした気持ちを持つことができました。
ギャンブル依存症からの回復に取り組むとき、依存先を増やすことは良いことだと思います。
実際、それでギャンブルから離れることができていると思います。
ギャンブルに頼らなくてもいい、という状態は心も安定します。
また、依存先を増やすことで孤立しづらくなると思います。
趣味やSNS、仕事がきっかけで人間関係が広がることも多いですよね。
ギャンブルをやっていたときのように、孤独に時間とお金を浪費しなくてもいいのです。
ギャンブルをやっていたときにように、他人を敵だと思わなくてもいいのです。
人生を楽しむためにも、ギャンブルを辞めるためにも、依存先を増やしていけるといいですね。

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